「中山道」観光活用 長野県内の3商工会議所、全県での取り組み提言
塩尻、岡谷、下諏訪の3商工会議所は19日、長野県内を貫く旧街道「中山道」を活用した観光事業について、全県で取り組むことを求める提言書を県に提出した。沿道自治体などがバラバラに行ってきた事業を県が核となって束ね、一体的な展開となるよう要請した。
インバウンド受け入れへ統一標識・看板の整備を
具体的には、中山道沿道の観光事業を集約して行う日本版DMO(地域経営型観光組織)の立ち上げや、インバウンド(外国人旅行者)受け入れに向けた統一標識・看板の整備、危険箇所の改修などについて県が主導するよう求めた。
浜康幸・下諏訪商議所会頭は「中山道を実際に歩く人が増えて街道観光を進めるチャンスが広がっていることから、できるだけ早い対応をお願いし、県側から前向きの回答を得た」と話した。