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帰宅前のちょい飲み客狙え ハンバーガー店、酒類とセット販売

2018/08/17

 昼のランチ利用が多いファストフードのハンバーガー店で、夜の需要を取り込む動きが加速してきた。ボリューム感あるメニューで「夕食代わり」や、ビールとおつまみのセット販売で「ちょい飲み」をアピール。節約志向にマッチする価格帯を武器に、働き方改革で勤務が早めに終わった後もまっすぐ帰宅しない「フラリーマン」の集客を強める狙いだ。

ビール、ハンバーガー、サイドメニューの「モスバル」を提供するモスバーガー=7月25日、東京都渋谷区

 日本マクドナルドは3月から午後5時以降にわずか100円の追加料金でパティの量が2倍になる「夜マック」を始めた。夕食として食べ応えのある増量感が好評で、8月からは第2弾を実施。Lサイズのポテトとチキンマックナゲット10ピースのセット「ポテナゲ大」を500円で提供。通常価格から30%値引きする。

 マックの狙いは夜の集客と客単価のアップだ。主力のランチ需要に依存するだけでは成長は見込めず、「朝、昼、夕の全方位で需要を獲得しにいく」(同社)という。

 マックは2014年に発覚した期限切れ鶏肉の使用問題で客足が遠のいたが、信頼回復を成し遂げ17年12月期連結決算は最終利益が前期比約4.5倍の240億円と過去最高を更新した。18~20年に営業利益で年平均10%以上成長させるとの目標を掲げており、夜マックも目標達成に向けた施策の一つに位置づけられる。

 マック以外のハンバーガーチェーン店でもビールなどの酒類の提供を進めて夜の需要取り込みに動く。働き方改革で早めに仕事を切り上げる人が増えており、帰宅前の「ちょい飲み」需要に照準を合わせた。

 「フレッシュネスバーガー」は昨年末、ハッピーアワー(午後4時~)を全国49店に導入、ビールやハイボール、グラスワインを190円(税別)で提供するほか、ハムなどおつまみメニューも用意する。

 全国約170店の「モスバーガー」も「モスバル」を提供。午後3時以降、ハンバーガーに加え、ビールとポテトフライなどサイドメニューを自由に組み合わせられるお得メニューを売り出している。

 いずれもハンバーガーで空腹を満たしつつ、「アルコール+おつまみ」でほろ酔い気分も楽しめ、費用も1000~2000円に収まる。働き方改革による残業減で残業代が目減りするため、数千円かかる居酒屋などよりも節約できる利点をアピールしている。

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