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日本の化粧品、世界で勝負 品質・文化をPR 輸出2桁成長続く

2018/08/16
日本の化粧品メーカーは本格的に海外客の獲得に乗り出している(ブルームバーグ)

 化粧品の輸出額は2016年に輸入額を上回って急拡大しており、日本の化粧品は勝負の舞台を世界に移そうとしている。メーカーは日本製や和の文化を打ち出す商品をそろえるなど本格的に海外客の獲得に乗り出す。

 日本化粧品工業連合会によると、化粧品の年間輸出額は16年に2676億円と輸入額を初めて超えた。輸出はここ数年、2桁成長を記録し、17年は前年比38.9%増の3716億円で過去最高となった。同連合会の担当者は「日本の高い技術が外国人にも受け入れられている」と分析する。

 ポーラ・オルビスホールディングス傘下のACRO(東京)は「凜と」という意味の新ブランド「ITRIM(イトリン)」の商品を今年9月に発売する。日本産の材料にこだわり、北海道産の夕張メロン種子油や長崎県産のビワの葉エキス、富山県の立山の水などを使った。45歳以上の美意識の高い女性を狙い、19年末にアジアなどにも展開を始める計画だ。石橋寧会長は「細部にわたる日本の感性をパッケージや商品にちりばめた」と太鼓判を押す。

 カネボウ化粧品は、欧州中心の高級スキンケアブランド「SENSAI(センサイ)」を20年に中国にも拡大する。国産の希少な蚕から取れる小石丸シルクのエキスを配合、「日本の心を伝えたい」と手入れ手順を「Saho(作法)」と名付け指導する。

 「SHISEIDO」ブランドなどの海外展開を進める資生堂は「最近は外国人客もカウンセリングを受けて自分用に購入する人が増えてきた」とし、帰国後も購入してもらえるよう、海外での現地販売やインターネットを通じた越境通販を強化している。

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