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欧米人も呼び込め 世界遺産登録みすえ、堺市が外国人人気の高い和歌山・高野町とタッグ

2018/08/09
堺市が外国人人気の高い和歌山・高野町とタッグ

 来年の百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(堺市、大阪府羽曳野市、藤井寺市)の世界文化遺産登録を目指す堺市は、欧米人気の高い世界文化遺産・高野山のある和歌山県高野町と連携し、早ければ今秋から観光誘客プロジェクトに乗り出す。9割以上を占めるアジアからの観光客に加え、新たに欧米からの観光客を取り込み、インバウンド(訪日外国人)需要を底上げすることが狙いで、市の担当者は「さらなる観光客増加につながれば」としている。(江森梓)

 連携の背景にあるのは、堺市を訪れる欧米からの観光客が極端に少ない現状だ。平成29年に堺市で宿泊した外国人観光客数は24万人を超えるが、うち9割以上の約22万4千人が中国や韓国などのアジアからの観光客。欧米やオセアニアからの観光客は全体の約4%にとどまっている。欧米における知名度不足が原因とみられており、今年6月に竹山修身(おさみ)市長がドイツの世界遺産を視察した際は、在フランクフルトの日本総領事など地元関係者らに観光プロモーションの協力を要請している。

 高野町との連携が浮上したのは、昨年7月に古墳群が世界文化遺産の国内推薦に決まったことを受け、竹山市長が同10月に高野山の視察に訪れたことがきっかけ。堺市とは逆に外国人宿泊客の9割近くが欧米やオセアニアからという同町の平野嘉也(よしや)町長と会談し、観光誘客で互いに協力することを確認したという。高野町観光振興課の担当者も「堺市にも歴史ある寺社がたくさんあるので、今後いろんな形で協力しあえるのではないか」と期待する。

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