Logo sec

奈良「脱・日帰り観光」果たせず…外国人訪問客3.4倍も滞在時間は近畿2府4県で最下位

2018/06/29
府県別の外国人観光客数と滞在時間

 近畿運輸局と関西経済連合会などは、訪日外国人向けIC乗車券「関西ワンパス」(KANSAI ONE PASS)の利用状況の分析結果を発表した。平成29年4~12月、奈良への訪問客数は前年比約3.4倍の4万8000人を数えた一方、滞在時間は近畿2府4県で最下位に沈み、長年の課題である「脱・日帰り観光」を果たせていない実態が浮き彫りとなった。

 関西ワンパスはJR西日本や私鉄各線で利用できるIC乗車券。28年4月に導入され、関西国際空港や京阪神の主要駅で販売されている。近畿運輸局などは昨年4~⒓月に販売した約13万4000枚を対象に、乗降履歴を調査した。

 調査対象が前年4~12月(約4万2000枚)の3倍を超えたことから、各府県の訪問者数は軒並み増加。奈良は1万4000人から4万8000人と3.42倍を記録し、大阪(2.97倍)や京都(2.6倍)を上回る伸び率を示した。

 だが、滞在時間は4.6時間に低迷。大阪(61.4時間)や京都(30.2時間)に大きく引き離され、滋賀(10.5時間)、和歌山(8時間)、兵庫(6.6時間)にも及ばず、2年連続の最下位となった。

 また、奈良市を訪れた外国人観光客の最終降車駅を調べたところ、大阪府が69.7%、京都府が21.8%だった。奈良県内で宿泊したのは7.9%にとどまった。

 近畿運輸局の担当者は「奈良は宿泊施設が少ないことに加え、和歌山と違って交通の利便性が高いことが、かえって滞在時間が短い要因となっているのではないか。京都、大阪に偏っている観光客を関西全体に広げる施策が必要だ」と指摘した。

あわせて読む

訪日外国人旅行者数

もっと見る
「訪日外国人旅行者数」の記事をもっと見る

データ

もっと見る
「データ」の記事をもっと見る

地方創生

もっと見る
「地方創生」の記事をもっと見る

大阪府

もっと見る
「大阪府」の記事をもっと見る

奈良県

もっと見る
「奈良県」の記事をもっと見る

兵庫県

もっと見る
「兵庫県」の記事をもっと見る

旅行業

もっと見る
「旅行業」の記事をもっと見る

和歌山県

もっと見る
「和歌山県」の記事をもっと見る

滋賀県

もっと見る
「滋賀県」の記事をもっと見る

インバウンド

もっと見る
「インバウンド」の記事をもっと見る