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大阪北部地震 困惑する訪日客…スーツケース抱えて立ち往生

2018/06/19
地震の影響で混雑する関西国際空港のバス乗り場=18日午後3時57分(竹川禎一郎撮影)

 大阪府北部地震は、訪日外国人客(インバウンド)の急増で沸く関西を直撃した。近畿一円で公共交通機関が止まり、空港や駅では困惑する外国人の姿が目立った。

 関西国際空港では、滑走路や施設に異常はなく、通常通り運航。ただ、大阪中心部と結ぶ南海電気鉄道とJR西日本の路線が運転を見合わせたほか、リムジンバスも地震直後から一時全路線で運休したため、スーツケースを抱えて立ち往生する外国人らがターミナルにあふれた。

 慣れない地震に動揺したり、正確な情報が知りたい訪日客に向け、南海電鉄は駅員が通訳アプリを備えた専用のタブレット端末で外国人を案内した。京都方面に向かう観光客が多い京阪電気鉄道は、英語版のフェイスブックで運行状況を知らせた。

 旅行の口コミ情報を掲載し、訪日客の閲覧が多いウェブサイト「トリップアドバイザー」では、「京都から東京に行って飛行機に乗らなくてはならないのだが、新幹線はいつ再開するのか」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に行きたいのだが、やっているのか」などの書き込みが相次いだ。

 これに対して、「落ち着いて。電話をむやみにかけないで。輸送機関はすぐに再開するはず」と呼びかける声が寄せられた。

 大阪観光局は旅行者向けに英語や中国語、韓国語などに24時間対応する多言語コールセンター「大阪コールセンター」を開設。スペイン語やポルトガル語なども一部の時間で対応している。

ホテル、キャンセル相次ぐ

 普段は多くの観光客でにぎわう大阪市や京都市のホテルでは、地震の影響により、宿泊予約のキャンセルが出た。

 大阪市内のあるホテルでは、地震発生後、約50室分の宿泊予約が取り消された。さらに19日以降に入っていたアジア方面からの団体客で数件のキャンセルがあった。

 別の京都のホテルでは約50室分の宿泊、レストランで約150人分の予約がキャンセルされた。一方で「交通網の混乱で京都から動けない」との事情から、新たな宿泊予約も入った。

 地震が起きた18日は月曜日で、宿泊業界では閑散日にあたる。週末に比べて、勤務予定の人員が少ないうえ、鉄道の運休などにより出勤できない従業員が相次ぎ、サービスの一部を取りやめたホテルもあった。レストランのランチ時間帯の休業や、新規の宿泊予約の停止などを余儀なくされた。

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