Logo sec

いつでもどこでも…定額制音楽配信サービス活況 GLAY単独アプリも登場

2018/05/25

 定額制音楽配信サービスが活況だ。日本レコード協会によると同サービスの売上金額は近年、右肩上がりに増加。一方、人気ロックバンド「GLAY」が今年から定額制で音楽やライブ映像などの配信を楽しめる公式アプリを始めるなど新たな取り組みも注目されている。(竹中文)

2月にサービスが始まったGLAYの公式アプリ

 日本レコード協会によると、定額制音楽配信サービスの売上金額は平成29年に243億円以上に膨れあがった。市場調査会社「ICT総研」は4月に4012人を対象に同サービスの利用動向に関する調査を実施。それによると、10・7%が有料サービス、11・4%が無料サービスを利用していた。最も利用者が多かったのは、アマゾンの「プライムミュージック」(アマゾンプライム会員向けサービス)。続いて(2)「アップルミュージック」(一般は月額980円)(3)「ラインミュージック」(同月額960円)-の順となった。

 「近年は音声入力で音楽再生ができる『スマートスピーカー』が浸透した。定額性音楽配信サービスとの相性は抜群で、今後も拡大は続くでしょう」。こう語るのは調査機関「トレンド総研」の研究員、福田結生(ゆい)さん(31)だ。同総研は28年4月に20~40代の男女500人を対象に定額制音楽配信サービスに関する調査を実施。利用継続を決めた理由では、音楽の数▽音楽の種類▽好きなアーティストの楽曲配信の有無-が上位に入った。

 大手のサービスについて、「すでに出そろった段階」と福田さんは分析。しかし、規模はさほど大きくなくても特別感のあるサービスが出てきた。

 人気ロックバンド「GLAY」は2月に公式アプリを利用した音楽やライブ映像などを楽しめる配信サービス(月額980円)を発表した。デビュー以来の約600曲の音源を再生でき、過去のライブ映像やミュージックビデオも視聴可能。ビルボードジャパンの集計を行う「阪神コンテンツリンク」のビルボード事業部担当部長、礒崎誠二さん(50)は「単体でのサービスはインディーズ系アーティストには予算的に難しく、メジャー系は大手のサービスがあって踏み切れない。GLAYのアプリは珍しい試みだ」と指摘する。

 GLAYのリーダー、TAKURO(46)は「アプリはGLAYの曲を最も網羅する場にしたい。デモテープ(制作途中の音源)なども聴けるようにして楽曲の“生みの苦しみ”をファンと共有したい」と語る。

 一方で「アマゾン」などが運営するサービスへの楽曲提供も続ける意向だ。「それぞれの個性があるサービスに門戸は開いておきたい。GLAYの曲を聴いてもらえる機会が広がる。選択肢を示していく姿勢が次世代ミュージシャンの参考になれば」と語った。

あわせて読む

COOL JAPAN

もっと見る
「COOL JAPAN」の記事をもっと見る 「通信」の記事をもっと見る

エンタメ

もっと見る
「エンタメ」の記事をもっと見る

アプリ

もっと見る
「アプリ」の記事をもっと見る 「IT」の記事をもっと見る