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ラグビーW杯公認キャンプ地に59自治体が内定 ニュージーランドは大分県別府市など

2018/04/23

 ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会に出場する20チームが期間中に1次リーグで使用する公認キャンプ地について、国際統括団体のワールドラグビー(WR)は20日、59自治体、52件が決まったと発表した。日本代表は東京都内の2カ所と浜松市になった。

 出場チームは試合会場や移動に合わせ、複数の公認キャンプ地を回る。3連覇を狙うニュージーランドは大分県別府市など、エディー・ジョーンズ監督が率いるイングランドは神戸市や宮崎市などに内定した。神戸市ではこのほか、強豪のアイルランドや南アフリカもキャンプを行う。また、大阪府東大阪市ではトンガやフィジー、堺市ではイタリアや米国が実施する。

 16年12月に締め切られた応募には37都道府県の90自治体、76件が候補地として名乗りを上げた。その後、基準を満たす練習施設などが不足したため、組織委が追加で確保を進めていた。

 出場チームは昨年秋以降、順次公認キャンプ地などの視察を行っており、意向を聞いたWR、組織委が調整した。大会前に使用される事前キャンプ地は組織委が選定に関与せず、チームと自治体の間で決定される。

 大会には20チームが出場し、計48試合を開催。来年9月20日に開幕し、11月2日に決勝を迎える。

公認キャンプ地決定 要求水準高く調整難航

 ラグビーの2019年W杯で出場20チームが1次リーグ期間中に滞在する公認キャンプ地が内定した。このうち14件は大会組織委が追加で確保した「物件」。16年末に締め切られた応募は、37都道府県の90自治体から76件あったが、半数が振り落とされたことになる。

 組織委は当初、立候補先から公認キャンプ地を絞り込んだ上で17年秋に公表する予定だった。ただ「試合会場まで30分以内で移動可能なホテルや練習場の確保」といった国際統括団体、ワールドラグビー(WR)の要求水準を満たせていないケースもあり、調整は難航した。

 それでも、山形、福島など試合会場のない10県に公認キャンプ地が設けられたのは朗報だ。大会の開幕まであと500日あまり。より広地域での盛り上がりが期待される。(奥村信哉)

交流や観光振興に期待…キャンプ地内定の近畿各自治体

20日発表された2019年ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の出場チームが1次リーグで使用する公認キャンプ地。内定した近畿の自治体からは、地元との交流や観光振興を期待する声が上がった。

 イタリアなど4チームが内定した堺市は、昨年12月~今年3月に各チームが視察に訪れた際、練習施設などをPRしていた。市ラグビーフットボール協会の花井健治事務局長(62)は「子供らが練習風景を見学したり技術を教わる講習会の開催して交流の機会を増やしたい」。竹山修身(おさみ)市長も「最良の環境でお迎えしたい」とコメントした。

 予選4試合が行われる花園ラグビー場がある大阪府東大阪市は、フィジーなど同会場で試合する4チームが内定した。市の担当者は「スムーズな受け入れをして、選手が少しでも良い環境で過ごせるように頑張りたい」と気を引き締めた。

 兵庫県からは神戸市と淡路市が選ばれた。県ラグビーフットボール協会の田中康憲会長(65)は、2002年サッカー日韓W杯でデービッド・ベッカム元選手を擁するイングランドが淡路市で合宿し話題を呼んだことを挙げ、「大きな経済効果も期待できる」。淡路島のラグビー愛好家らでつくる「公認teamキャンプ地 team AWAJI応援会」のキャプテン、山本利章さん(61)は「たくましい選手たちを見られるのが楽しみ」と笑顔で話した。

 フィジーとウェールズがやってくる大津市は、視察段階で「琵琶湖の近くでリラックスできる」と選手から好感触を得ていたといい「世界にPRするチャンスにしたい」(越直美市長)。7人制ラグビーの男女日本代表候補が合宿した実績を持ち、和歌山県内で唯一名乗りを上げていた上富田町の関係者は、「選ばれて良かった」と胸をなで下ろした。

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