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栃木・小山市、訪日外国人誘客3カ年計画 テーマや対象を絞る

2018/04/20

 小山市は2年後の2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、訪日外国人(インバウンド)を呼び込むため観光資源の充実、観光客増加への戦略をまとめた「インバウンド3カ年計画」を策定した。インバウンドに特化した計画としては県内初。交通面は東京に近く、有利な状況にありながら、観光面では知名度不足に悩む同市が1~3年間の期間別にテーマとターゲットを絞り込んだ観光戦略を打ち出した。

 小山市は県内市町で宇都宮市に次ぐ、約16万人の人口を有し、農業、工業、商業も発展しているが、観光地としての知名度は低く、受け入れ態勢も不十分だった。計画は、今後も増加が見込まれる訪日外国人に着目、3年間で段階的に外国人観光客増加を目指す。

 1年目の今年のテーマは「教育旅行」。既に交流の実績のある国・地域としてオーストラリア、台湾、シンガポールをターゲットとし、モデルコースなどをPRしていく。同市総合政策課によると、今月、台湾の高校1校、5月に台湾の小学校4校、シンガポールの高校1校が来訪し、市内の学校と交流する予定。

 来年までの2年間のテーマは「立ち寄り旅行」。ビジネスや旅行で県内来訪者が多い米国、中国、台湾、タイからの旅行者をターゲットとしている。県内観光地から気軽に立ち寄ってもらうため、JR小山駅周辺の観光資源を中心にPRしていく。結城紬(つむぎ)の試着体験や作業の見学ができる同駅前の「おやま本場結城紬クラフト館」や市中心部の酒蔵見学、温泉施設利用などをモデルコースに組み込み、地元グルメも紹介していく。

 平成32年までの3年間のテーマは「個人手配旅行」で、日本に繰り返し旅行するリピーターが多い台湾、香港をターゲット地域に。両地域では珍しい果物狩りや伝統工芸品作りの体験などを優先的にPRしていく意向だ。

 同課では専用ホームページ開設などの準備も進めており、「県とも連携し、観光客を呼び込むためのPR活動を展開していく。観光地、観光施設をクローズアップし、お土産品なども整えていく」としている。

 大久保寿夫市長は「実効性ある計画が必要。3つの段階に分け、ターゲットを絞って取り組みたい」と意気込んでいる。

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