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わずか7部屋、大分の小旅館に国際評価 ユーチューブ駆使し外国客目線で「日本の伝統的風景」発信

2018/04/04

 世界的な旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の「トラベラーズチョイス」日本旅館部門で毎年、上位入賞する小さな温泉旅館が大分県由布市にある。わずか7部屋だが、インターネットを駆使して日本の伝統的な風景を発信。「居心地が良く魅力的」と好評で、ここ3年間の稼働率は、ほぼ100%を維持しているという。

「旅館山城屋」代表の二宮謙児さん(左)と妻の博美さん=平成29年11月、大分県由布市

 JR湯平駅から西に約4キロ離れた山あいの「湯平(ゆのひら)温泉」にある「旅館山城屋」。飲食店や温泉が軒を連ねる通りに面し、昔ながらの雰囲気。築約50年の木造で、代表の二宮謙児さん(56)と妻、博美さん(50)、義母の3人を中心に計7人で切り盛りし、入ってすぐ見える台所で食事を作る様子が日本の家庭の風景として人気という。

 上位に京都などの旅館が並ぶトリップアドバイザーのランキングで、世界中の旅行者の口コミなどを基に、平成28年は4位、29年が3位、今年は6位に選ばれた。

 「おかみの伝統的な家庭料理はおいしくて、愛を感じた」(シンガポール)、「行き届いたもてなしに心地の良い部屋と温泉」(英国)、「静かな地域で、日本の自然環境を存分に楽しめる」(中国)といった感想がコメント欄に並ぶ。

 川のせせらぎが聞こえる8~12畳ほどの和室から四季折々の山の風景が一望でき、温泉は内風呂と露天風呂が二つずつ。動画投稿サイト「ユーチューブ」を使い、電車の乗り方や浴衣の着方、温泉の入浴方法などを英語や中国語などで解説する。

 謙児さんは「海外の観光客目線で、日本を旅行する不便さや不安を解消する情報を発信している。ちょっとした工夫で満足度を高めることができる」と話している。

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