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カプセルホテルのナインアワーズ 外国人観光客を狙い東京、大阪中心に50店舗出店

2017/03/31

カプセルホテルを運営するナインアワーズ(本社・東京都港区)は、近隣地域に集中出店する「ドミナント戦略」で2020年までに東京と大阪を中心に50店舗を展開する。4店目となる東京初の店舗「ナインアワーズ北新宿」をオープンしたのを機に、7月には神田に女性専用を、来年春以降は浅草、竹橋、蒲田、赤坂と都内で出店攻勢をかける。

201703311108_1-300x0.jpg>通常の2倍の防音材を使用したカプセルベッド。マットレス、枕ともオリジナルで快適な睡眠に導く=東京都新宿区
政府は、20年に年4000万人のインバウンド(訪日外国人観光客)を誘致する目標を掲げているが、ホテル不足が懸念されており、その解消に寄与したい考えだ。

新店舗は、JR山手線新大久保駅から大久保通り沿いに徒歩2分に位置する。8階に受け付けとラウンジが、7階にシャワーを備える。カプセルベッドは206室で、3、4階が男性用フロア、5、6階が女性用。白を基調にしたシンプルですっきりとしたデザインにした。料金は1泊3900円から。

シャワーは個室で、使用したあとはスタッフがすぐ掃除するため、いつも清潔に保たれている。受け付けのある8階には共有スペースのラウンジを設置。新宿に隣接している場所柄、出張したビジネスマンの利用を想定し、無線LANが使えるほか机に電源コンセントがあるのでオフィスのように使うことができる。近隣の学生など宿泊者以外でも1時間300円払えば利用可能だ。

これまでのホテル業界になかった、1泊分の料金で全店舗のラウンジを使用できたり、朝、夕の決まった時間帯に仮眠で月極使い放題にしたりなど、新しいサービスの導入も検討している。スポーツジムやカフェなど、店舗ごとに特徴的な共有スペースも充実させる。

油井啓祐代表取締役ファウンダーは「出張のサラリーマンが泊まる安宿という従来のカプセルホテルのイメージを改善させたい」と話す。09年に京都に1号店を開業し、成田空港、仙台とこれまで3店舗を出店した。宿泊客は40代までが9割を占め、半数は60カ国以上から訪れた外国人観光客。外国人客は宿泊費を抑えて、滞在する旅行形態をとることが多く、物珍しさもあってカプセルホテルに注目している。

油井ファウンダーは「若い人や女性も含めてカプセルホテルに泊まることが当たり前になるようにしたい」と話している。

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