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英虞湾望む「天空カフェ」、慶良間のサンゴ礁保全体験…国立公園の魅力アップ策 環境省

2017/01/24

環境省は1月24日、東京五輪・パラリンピックが開かれる2020(平成32)年までに、訪日客の受け入れ態勢を重点整備する8つの国立公園の魅力向上策を発表した。伊勢志摩(三重)で、リアス海岸が続く英虞(あご)湾のパノラマを楽しめる「天空カフェテラス」を整備。霧島錦江湾(宮崎、鹿児島)でホテルを誘致し、慶良間諸島(沖縄)ではサンゴ礁の保全・再生活動の体験プログラムを実施する。

訪日客狙い、上質なホテルも誘致

201703301334_2.jpg英虞湾のパノラマが楽しめる「天空カフェ」が整備される伊勢志摩国立公園(環境省提供)

201703301343_1.jpg既に策定済みの阿寒(北海道)や阿蘇くじゅう(熊本、大分)など5カ所での取り組みと併せ、国立公園を訪れる訪日客を現在の2倍以上の1000万人にする目標だ。

伊勢志摩では入り江と岬が無数に点在する優美な景観を望む展望台に、民間が経営するカフェを誘致。海女小屋と連携して海の幸を楽しんでもらい、景観保全のため太陽光発電施設の規制を検討する。

霧島錦江湾では訪日客向けに上質なホテルを誘致し、個室露天風呂も整備。高千穂峰などで登山と神話を融合させたツアーを実施する。慶良間諸島ではサンゴ礁などの保全のため、環境協力税の徴収を検討。阿嘉島などで自然保全の体験プログラムを実施する。

このほか、阿寒ではマリモの観察ツアーを解禁し、アイヌ文化を体感してもらう。

阿蘇くじゅうでは広大な草原を維持するために営まれてきた野焼きなどの継続支援、サイクリング環境の整備に取り組む。

魅力向上策は、地元自治体や観光関係者が中心となって検討していた。環境省は、平成28年度第2次補正予算と29年度予算案で、8カ所での重点整備費用などに計約200億円を計上している。

国立公園の魅力向上策 平成32年に訪日客を年間4千万人とする目標の達成に向け、政府が昨年3月に決めた観光ビジョンに盛り込んだ。生態系に影響を与えない範囲で利用を促し、33カ所ある国立公園を訪れる外国人客を、27年の430万人から2倍以上の1000万人にすることを目指す。環境省は昨年7月、受け入れ態勢を重点整備するモデル事業の対象に8カ所を選んだ。

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