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国交省が群馬「八ツ場ダム」地域活性化へ10本の工事見学ツアー 訪日客向けも用意

2017/03/27

本体工事が進む群馬県長野原町の八ツ場(やんば)ダムで、国土交通省は4月1日から一般個人や団体向けの工事見学ツアー観光プロジェクト「やんばツアーズ」をスタートさせる。四季折々の景色の中で「建設のクライマックス」を迎えるダムを新たな観光資源とし、地域活性化につなげる考えだ。(久保まりな)

201703271256_1-300x0.jpg上空から見た八ツ場ダム

ツアーは個人向けと教育機関や企業などの団体向けに計10ツアーを用意。バスで現場を巡る通年開催のもののほか、期間限定で夏季のホタル観賞や冬季の樹氷見学などとダムの夜間工事見学を合わせたものを新たに設けた。また、ダム愛好家向けにファンクラブを開設、希望に合わせた特別見学会も実施する予定だ。

27年から始まった通年のバス見学はこれまでに延べ約3600人が参加しているが、隔週開催だった土曜日を毎週実施するなど回数を増やすという。

団体ツアーでは、訪日外国人向けに温泉旅行とのセットや首都圏唯一の建設中のダムとして土木を学ぶ学生らにツアーも用意。小中学生向けにもミニチュア模型製作など体験型のプログラムを導入する。

個人、団体のいずれでも、地元出身の20~30代女性の「コンシェルジュ」が案内するという。

これらツアーは、ダムへの理解を深めてもらい、新たな観光資源として人を呼び込み地元を盛り上げたい考えで、国交省八ツ場ダム工事事務所は「事業開始から65年たち、(完成までの)残り3年の今しか見られない光景をぜひ見に来てもらいたい。完成後もリピーターになってほしい」と参加を呼びかけている。

八ツ場ダムは、昭和22(1947)年に死者1100人の被害を出したカスリーン台風を受け、利根川改修計画の一環として事業が開始された。政権交代で曲折もあったが、平成27年1月から本体工事が始まり、現在、ダムの高さ116メートルのうち10%程度まで工事が進んでいる。

来月からは「巡航RCD」といわれる高速施工技術で工事のスピードがアップ。24時間昼夜兼行で工事が行われる予定で、31年度の完成を目指す。

ツアーの問い合わせは国交省八ツ場ダム工事事務所(電)0279・82・2317。

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