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エアアジア、最終益511億円 2016年度3.8倍、不採算路線撤廃など奏功

2017/03/24

マレーシア発祥の格安航空会社(LCC)でアジア最大手のエアアジアは業績が拡大している。同社によると2016年度(16年1~12月)のグループ最終利益は20億3000万リンギット(約511億円)で15年の5億4090万リンギットから約3.8倍に伸びた。乗客数の増加や座席利用率の上昇などが増益の要因だ。現地紙スターなどが報じた。

201703241035_1-300x0.jpgレーシアのクアラルンプール国際空港に駐機するエアアジアの旅客機(ブルームバーグ)

16年度の乗客数は前年比12%増の5660万人に上る。座席利用率は前年から10ポイント上昇し86%に達した。主力のマレーシア事業で旅客数が増加したことに加え、不振だったインドネシア事業で不採算路線の撤廃を進めたことなどが奏功した。

エアアジアグループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は過去3年間で燃費効率のよい機材の導入など設備投資を図り、コスト削減に注力してきたことが売り上げ増に結びついているとみる。

今後も販促策の強化などで乗客数の増加を図るとともに、手荷物の取り扱いや事前座席指定、機内食といったサービスの向上に努め、航空運賃以外の付帯収入の増加を目指す。17年度の売上高は16年度の69億2000万リンギットから10%増との予想だ。

また同CEOは、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内で航空需要が高まるなか、インドネシアやフィリピンでの事業が新たな成長エンジンになるとの見方を示した。

路線網拡充に向け、保有機体数を17年末までに200機以上とするなど積極的に事業拡大を図る。

マレーシア市場について、地場CIMB銀行傘下の調査会社CIMBエクイティーズ・リサーチは、エアアジアが競合する地場LCCとの厳しい競争を強いられると指摘する。

インドネシアのLCCライオン・エアとマレーシアの航空部品メーカーが12年に設立したLCCマリンド・エアがエアアジアを追随すると予測される。(シンガポール支局)

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