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豪華客船「クイーン・エリザベス」2019年4、5月に青森、境港、金沢など6港に初寄港 観光PRの好機

2017/03/05

「世界で最も有名な豪華客船」として親しまれる英キュナード・ライン社の「クイーン・エリザベス」(定員2081人)が2019年4月~5月にかけて横浜発着クルーズを2度にわたり実施する。函館(北海道)、青森(青森県)、秋田(秋田県)、金沢(石川県)、境港(鳥取県)、八代(熊本県)の6つの港に初寄港し、計9つの港へ寄港する過去最大規模のクルーズ・スケジュールとなる。初寄港が決まった自治体では、外国人観光客に県内の魅力を発信できる機会ととらえ、受け入れ体制の整備を急ぐ。

201703031839_1.jpg函館、青森、秋田、金沢、境港、八代の6つの港に初寄港するクイーン・エリザベス

横浜発着クルーズは横浜・大黒埠頭(ふとう)新客船ターミナルの完成に合わせ、19年4月19日(金)~4月28日(日)の9泊10日、 同年4月28日(日)~5月5日(日)の7泊8日のスケジュールで実施される。

このうち、4月19~28日に日本の6港と韓国・釜山へ寄港するクルーズでは21日に函館、22日に秋田、23日に金沢、24日に境港、26日に八代に初寄港する。日本人乗船客を対象とした募集を大幅に増やす予定で、クルーズ料金は19万3700円~。

青森には4月28~5月5日に日本の3港と釜山をめぐるクルーズ(クルーズ代金は15万8600円~)の後、米アラスカに向かう途中の5月7日に初寄港する。

初寄港が決まった自治体は歓迎ムードが広がっている。鳥取県の境港は11年、国土交通省が外航クルーズの日本海側拠点港の一つに選定。以来、誘致や港湾整備を進めた結果、クルーズ船の寄港が増え、16年には過去最多の33回に達した。

今年2月、鳥取県を訪れたキュナード・ラインのティモシー・マシソン寄港地観光商品開発担当部長に、平井伸治知事が境港をトップセールス。山陰の歴史や文化、豊富な観光資源を売り込み、寄港が実現した。

鳥取県空港港湾課では「クイーン・エリザベスという最高ランクの船の寄港地に選ばれ、境港やその背後の観光地が高いレベルだと世界に認知されたといえる」と話している。岸壁での出迎えや船内歓迎式典などを計画している。

青森県も、青森市に来年度、新中央埠頭が完成するのを機に県や青森市、経済団体などで組織する青森港国際化推進協議会(会長・小野寺晃彦・青森市長)がポートセールスに努めてきた。青森港には今年、外国クルーズ客船16隻を含め、過去最多となる23隻の寄港が予定されており、県内の観光資源を積極的にPRすることにしている。

小野寺会長は「青森県の魅力を世界に発信する機会にしたい」と述べ、多言語への対応や中心商店街の免税店の整備など、受け入れ体制に万全を期す考えを示した。

クイーン・エリザベスは1938年に初代が建造された。現在は、2010年10月に就航した3代目。約500億円をかけて建造され、9万900トン、乗客定員2081人。初代をイメージした内装で人気が高い。
 

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