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シンガポール観光V字回復 航空機事故で低迷も1年で盛り返し 収入2兆円

2017/03/01

シンガポールは、観光分野が2016年にV字回復を果たした。シンガポール観光局(STB)によると、16年に同国を訪れた外国人旅行者数は前年比7.7%増の1640万人、観光収入は同13.9%増の248億シンガポール(S)ドル(約1兆9857億円)となり、いずれも過去最高を更新した。現地紙ストレーツ・タイムズなどが報じた。

201703011057_1-300x0.jpgシンガポールの買い物の中心地、オーチャード通りの階段に座る人々(ブルームバーグ)

シンガポールを訪れた外国人旅行者と旅行者からの観光収入は、世界経済の低迷や東南アジア地域内での航空機事故などの影響を受け、15年に6年ぶりの減少に転じていた。16年は、中国、インドネシア、インドといった主要な旅行者の在住国の経済が比較的堅調だったことなどから、1年で盛り返した格好だ。

16年の外国人旅行者の在住国をみると、インドネシアの289万4000人(前年比6%増)が最多で、以下、中国が286万4000人(同36%増)、マレーシアが115万1000人(2%減)と続いた。

観光収入は、中国人旅行者からの28億1200万Sドルが最も多く、以下、インドネシア人が19億3900万Sドル、インド人が11億2500万Sドルだった。STBは中国人旅行者の急増について、北京、上海、南京、アモイ、瀋陽といった大都市で重点的に宣伝活動を行った成果だと分析した。

16年1~9月の観光収入の内訳は、買い物が43億1200万Sドルで前年同期比48%増の急回復をみせた。その他では、宿泊が同28%増の41億8600万Sドル、飲食が21%増の21億3900万Sドルと盛り返した一方で、観光・娯楽・カジノが16%減の32億8800万Sドルとなるなど、苦戦した分野もみられた。

また、通年のビジネスイベントによる収入が前年比28%増、クルージングの旅行者数も同16%増で120万人を記録するなど、政府が観光で期待する新分野も好調だったもようだ。

STBは17年の観光分野について、旅行者数が1640万~1670万人、収入が251億~258億Sドルと予想している。(シンガポール支局)
 

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