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阪神、東日本、雲仙普賢岳、御嶽山…災害の教訓継承「語り部」を世界共通語に、兵庫・淡路島でシンポ

2017/02/27

災害の教訓を共有し防災に役立てようと、各地の経験を話し合う「全国被災地語り部シンポジウム」が2月26日、兵庫県淡路市で開かれた。阪神大震災や東日本大震災、熊本地震などの語り部らが話し合い「活動を広げ、語り部を世界の共通語に」との声が上がった。27日まで2日間の予定。

201702271156_1-300x0.jpg兵庫県淡路市で開かれた「全国被災地語り部シンポジウム」=26日午後

「子供に教訓を分かりやすく説明するために作った紙芝居が好評」「語り部活動で訪問者が増えた」。会場には約430人が集まり、継承をめぐる好例や課題について、メモを取るなどして熱心に聞き入った。

被災体験を観光客らに語り継ぐ宮城県南三陸町の南三陸ホテル観洋おかみ、阿部憲子さん(54)は震災遺構の重要性を指摘した。建物が解体されると教訓が理解してもらいにくくなるとして「長く語り継ぐには、目で見て伝わる物言わぬ語り部も必要」と述べた。

雲仙・普賢岳の火山災害関連施設の雲仙岳災害記念館(長崎県島原市)の長井大輔学芸員(42)は、平成26年の御嶽山(長野、岐阜県)の噴火災害後、活火山を登る際の適切な装備について情報を発信。各地の災害と関連づける工夫をしたと紹介した。

熊本県立大の五百旗頭真理事長は、災害が多い日本では支え合いが不可欠だと指摘。記録を残し、防災や減災の研究を続け、世界や未来に教訓を残す重要性を訴えた

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