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三菱地所社長に吉田淳一氏 杉山博孝氏は会長に 4月1日付

2017/02/17
201702171132_1-300x0.jpg三菱地所の次期社長予定の吉田淳一取締役=2月16日午後、東京・丸の内(宮川浩和撮影)

三菱地所は2月16日、吉田淳一取締役執行役常務(58)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。杉山博孝社長(67)は会長に就く。新たな中期経営計画が始まる新年度を前に経営陣を刷新する。

吉田氏はビル事業やマンション開発などで手腕を発揮したほか、コーポレートガバナンスや人事、法務などの管理分野にも通じる。会見では「長期的な視野を持って街づくりが生み出す価値を提供したい」と抱負を語った。

同社は好調のビル事業に加え、マンション事業も堅調に推移し、17年3月期の業績は現計画の目標を達成する見通し。2020年の東京五輪・パラリンピック開催が迫る中、新体制で新計画の策定を主導。海外事業や再開発事業の強化を図る。

よしだ・じゅんいち 1982年東大法卒、三菱地所入社。人事部長、ビルアセット業務部長などを経て、2014年常務執行役員、16年取締役兼執行役常務。福岡県出身。

11人抜き、「恩返し」と決断

2020年東京五輪・パラリンピックまであと3年余り。世界各国の訪日外国人客を社長として東京・丸の内で迎えることになった。「言語対応や案内表示の整備など、すべきことはまだまだある」と気を引き締める。

「後任を任せたい」。杉山博孝社長からこう打診されたのは年明け早々。社内序列で11人を飛ばす異例の人事に戸惑ったが、家族とも相談し「快く受けるのが恩返し」と決断した。杉山社長は「大局的にモノを見渡せて胆力もある」と抜擢(ばってき)理由を説明。直属の部下からは「慌てる姿をほとんど見ず、相談がしやすい」と信頼を寄せられている。

札幌支店に在籍時、入社6年目でマンション街区の基本設計を任された。雪深い冬でも楽しめる散策スペースを整備し、空いた場所に住戸を配置するという逆転の発想で評価を受けた。「夢を語り合いながらつくったことがいい思い出」と振り返り、「責任感を持ってやろうとする若手に任せる社長でありたい」とリーダー像を語る。

家族構成は妻と長男。趣味はスポーツ観戦で、映画「スター・ウォーズ」に登場する「R2-D2」グッズ集めも楽しむ。(佐久間修志)

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