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「和歌山型のIR目指す」と和歌山市長 誘致構想が始動…モデルは韓国・済州島

2017/02/16

「紀伊半島の観光資源を生かした『和歌山型』のIR(カジノを含む統合型リゾート施設)誘致を進めたい」

IR誘致を2月15日に正式表明した和歌山市の尾花正啓市長は、和歌山城などの歴史空間やマリンスポーツ施設などを生かして都市圏にはまねできない、和歌山オリジナルのIR実現に強い意欲を示した。和歌山県とも連携しながら、水面下で進められてきた誘致構想は、いよいよ本格的に動き出すことになった。

201702161123_2-300x0.jpg和歌山市の尾花正啓市長
和歌山市は平成27年5月、IR誘致に向けたプロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、候補地の選定や経済効果などの試算を進めてきた。

PTは、有力候補地として関西国際空港を建設した際の土砂採取跡地の「コスモパーク加太(かだ)」と市南部の人工島「和歌山マリーナシティ」の2カ所に絞り込んでいた。しかし、国会で昨年末にIR整備推進法が成立した後、ギャンブル依存症への懸念が噴出した。

このため、尾花市長は正式表明のタイミングを模索。一方で、「IR誘致論者」を自任する仁坂吉伸知事とは水面下で連絡を取り合い、検討を進めてきた。県市の事務方同士も調整に奔走してきたという。

この日の発表になったことについて、尾花市長は会見で「慎重に検討を進めてきた結果、(正式表明が)この時期になったが、市議会も始まるので、意見交換する機会もあり、良いタイミングになったのでは」と語った。

IR誘致をめぐっては、大阪府と大阪市が同市の人工島「夢洲(ゆめしま)」へのIR誘致の動きを加速。府市の念頭にあるのは、シンガポールの「マリーナ・ベイ・サンズ」のような都市型のIRとみられるが、和歌山市は、世界遺産・高野山や熊野古道などの観光資源を生かしたリゾート地型のIRを目指す。モデルは韓国・済州島といい、尾花市長は「済州島には立派な自然もある。(和歌山市も)緑を生かした楽しいIRにしたい」と述べた。

ただ、市民のギャンブル依存症への懸念は強く、市が1月に実施したインターネット調査でもIR誘致「反対」は「賛成」を上回った。このため、誘致が実現した場合でも、日本人の入場を制限する方針で、尾花市長は「外国人専用とすることで(依存症などの問題を)解決したい」と強調した。

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