Logo sec

ウェアラブル音声翻訳機器「ili」 ログバーが法人向けレンタルを6月スタート

2017/02/11

ITベンチャーのログバー(本社・東京都渋谷区)は、同社が開発した手のひらサイズのウェアラブル音声翻訳機器「ili(イリー)」の法人向けレンタルサービスを6月からスタートさせる。1月31日から受け付けを始めた。1ライセンス(機器1台)あたり月額3980円で貸与する。

201702081700_1-300x0.jpg手のひらサイズのウェアラブル音声翻訳機器「ili(イリー)」

iliは独自の音声変換システムを搭載し、言葉を最速0.2秒で翻訳した音声に変換できる。本体内のシステムで変換ができるため、スマートフォンの翻訳アプリのようにインターネットに接続する必要がなく、通信環境を気にせずに利用できる。

対応している言語は日本語、英語、中国語で、2017年夏には韓国語も投入する予定だ。

双方向での翻訳はできず、「日本語→英語」「中国語→日本語」といったように一方向のみの翻訳のみに特化させている。専用の管理ソフトで、入力言語と出力言語を切り替えることができる。

辞書機能は旅行でよく使うフレーズに集約し、的外れな誤訳を減らしたほか、最新のトレンドや地名などを増やし、「より伝わりやすい」翻訳を実現させた。

一方向だけの翻訳に特化させたことについて、ログハーの吉田卓郎代表取締役は1月31日に行われた製品発表会で、「検証してみると、双方向の場合、機器をいちいち手渡ししたり操作を切り替えたりして逆にコミュニケーションが遅くなる。スムーズなやり取りをするには一方向の方がいいことが分かってきた」としている。

201702081726_1-300x0.jpg吉田卓郎代表取締役

ログハーは、当面、法人向けにサービスを提供する。

ホテルなどの場合、宿泊する訪日客に機器を貸与して訪問先とのコミュニケーションに役立ててもらったり、スタッフが機器を常備し、訪日客とのコミュニケーションに活用したりといった利用方法を紹介している。

よく利用されるフレーズなどをログで残すことができるため、「トイレの場所をよく聞かれるのなら、案内板がわかりにくいということもある。ログから施設に改善につなげることができる」(吉田代表取締役)といった利用もできるという。

iliは昨年1月に開催された米家電見本市(CES)でイノベーションアワードを受賞し、大きな注目を集めた。グローバルWi-Fi事業をてがけるビジョン(本社・東京都新宿区)がログハーに資本参加し、4月下旬に世界に先駆けレンタルサービスを実施することか決まっている。

あわせて読む

翻訳・通訳

もっと見る
「翻訳・通訳」の記事をもっと見る