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豪華な食事重視の「香港」へ「近江牛」売り込み…現地サイトの特集記事に反応上々

2017/02/06

香港からの観光客を呼び込もうと、滋賀県が特産品「近江牛」をキーワードにした誘客に乗り出した。香港からの観光客はほかの国と比べ、食事を重視する傾向にあり、豪華な食事を求める富裕層らに香港では希少価値の高い近江牛を売り込む考えだ。昨年末から年始にかけて香港の旅行予約サイトに近江牛の特集記事を掲載したところ好反応だったといい、今後もさらなる誘客を期待する。

201702061553_1.jpg近江牛(「近江牛」生産・流通推進協議会提供)

滋賀県は2016年12月5日~今年1月4月、オンライン旅行予約サイト「Hotels.com」の香港版で近江牛についての特集記事を掲載。日本最古の和牛銘柄とされる近江牛の歴史などを解説する一方で、動画で県内の牧場や生産者らを紹介した。

サイトでは記事への入り口となる近江牛の写真入りのバナーは77万回表示され、0.11%にあたる861ユーザーがクリック。1回あたりの平均閲覧時間は1.89分だった。サイトの運営会社からは「他のキャンペーンと比べてもかなり高い数字で、近江牛に対して興味を持って見ている人が多い」と言われたという。

背景には、香港の「食」への関心の高さがある。

観光庁が訪日外国人の費目別旅行支出(2016年7-9月、速報値)を調べたところ、香港は1人1泊あたりの飲食代は3419円だった。全国籍・地域の平均は2648円で、「爆買い」で知られる中国(3043円)と比べても高かった。

また、2012年に香港で県が開いた商談会では、バイヤーから近江牛が「一番おいしく肉の味がしっかりしている」と高い評価を受けた。一方で、近江牛は香港へはあまり輸出されておらず、「香港の人にとって希少価値がある」(県畜産課)といい、同課は近江牛を前面に出せば少なからず関心を持たれると考えた。

香港からの宿泊者数は2011年比5倍増

観光庁の宿泊旅行統計調査では、香港からの県内の延べ宿泊者数は近年右肩上がりにあり、2011年に4790人だったのが、2015年には2万4870人と5倍以上に急増。県はさらなる誘客を目指し、現地メディアや旅行会社を県へ招待する取り組みなども行っている。

同県畜産課の担当者は「サイトに掲載した特集記事にかなり関心を持ってもらったこともあり、今後も香港からの観光客数は伸びる余地がある。たくさんの人に滋賀に来て食事をしてもらい、近江牛の消費拡大につなげていきたい」と意気込んでいる。
 

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