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国内テーマパークは静観 訪日客取り込み強化へ 上海ディズニーランド開園

2016/06/17

上海ディズニーランドが16日(木)開園した。東京ディズニーリゾート(TDR)など国内のテーマパークは当面、その影響を見定める構えだ。


直接競合しないなどの理由から、TDRへの影響は「長期的にはない」(証券アナリスト)との指摘も多い。

日本人の関心は低い 懸念は訪日客の動向

ただ、TDRは中国を中心とする訪日外国人を増やし来場者数を伸ばしてきただけに、外国人の取り込みを引き続き強化する考えだ。

JTBなど国内の大手旅行会社は、上海ディズニーランド関連の日本からの旅行商品をほとんど扱っていない。「すでに日本国内にTDRがあり、わざわざ中国で体験しようとする人は少ない」(旅行会社幹部)ためで、日本人の関心は今のところ低い。むしろ、TDRへの影響が懸念されるのは外国人の動向だ。

外国人客が伸びているTDR  外国人向け商品販売や多言語対応も

TDRの来場者数は平成27年度は3,019万人と前年度比4%減った。だが、中国などアジアを中心とする外国人は逆に24万人増え181万人となった。全体に占める比率は6%とまだ低いものの、東日本大震災以降は右肩上がりで上昇し存在感を高めつつある。

外国人を取り込もうとTDRは今年3月、チケットやホテルの宿泊などがセットになった外国人向け商品の販売を始めた。また、4月から場内地図の外国語を増やすなど、幅広い国から来場者を増やす狙いだ。

香港ディズニーランドは影響なかったが

もっとも、TDRやユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市)など国内のテーマパークは、上海開園の影響は現時点で「ない」(TDR幹部)とみている。実際、香港ディズニーランドが開園した17年度のTDR来場者は一時的に減少したが、その後は増加傾向をたどった。

ただ、今後は円高で訪日外国人が伸び悩む恐れがある。また、TDRは4月に値上げしたばかりだ。価格に見合った価値を提供する施策が一段と求められる。

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