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2016年百貨店売上高36年ぶり6兆円割れ 円高響き免税売上高は5.3%減

2017/01/23

日本百貨店協会が1月20日発表した2016年の全国の百貨店売上高(全店ベース)は5兆9780億円で2年連続で前年実績を下回り、36年ぶりに6兆円を割り込んだ。既存店ベースで前年比2.9%減だった。主力の衣料品の販売が落ち込んだほか、インバウンド(訪日外国人)の売上高が減少したのも響いた。

インバウンド購買客数は18.5%増

201701231416_1-300x0.jpg西武百貨店池袋本店のデパ地下入り口

16年の売上高は化粧品以外、ほぼ全ての商品で前年実績を下回った。特に主力の衣料品が前年比5.8%減と苦戦した。インバウンドは購買客数が18.5%増の約297万人だったものの、円高の影響もあり、免税売上高は5.3%減の約1843億円だった。

百貨店の売上高はピークだった1991年の9兆7130億円から約4割減少している。要因は郊外の総合スーパーやカジュアル衣料品店「ユニクロ」、インターネット通販のアマゾン・ジャパンなどに顧客が流出しているためだ。最近では三越やそごう・西武で地方店の閉店が相次いでいる。

日本百貨店協会の近内哲也専務理事は20日に都内での会見で「6兆円を割ったのは百貨店のビジネスモデルが成立しなくなったサインで、(安定的に利益を出すためには)構造改革のスピードを上げないといけない」と語った。

一方、16年12月の全国の百貨店売上高(全店ベース)は6942億円だった。既存店ベースでは前年同月比1.7%減で10カ月連続のマイナスだった。円安で免税品の売り上げが9カ月ぶりに前年を上回ったが、衣料品や食料品の不振をカバーしきれなかった。

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