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日本の「おもてなし」と「TOKYO」ブランドを世界に発信 新名所続々…東京都心が大きく姿を変える

2017/01/03

2020(平成32)年の東京五輪・パラリンピックに向け、東京都心が大きく姿を変えようとしている。銀座のほか、赤坂や上野などでも再開発がめじろ押しで、新たな商業施設が次々に誕生する。日本の「おもてなし」と「TOKYO」ブランドを世界に発信。訪日外国人も呼び込み、にぎわう街づくりが進む。東京の“新名所”を一足早く紹介する。

GINZA SIX(ギンザ シックス)

201701031714_1-300x0.jpg「GINZA SIX」の外観完成イメージ

平成29年4月20日、東京・銀座で新たな商業施設が開業する。J.フロントリテイリングと森ビルなどが、松坂屋銀座店の跡地にオープンする複合商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」だ。

中央通りと交詢社通り、三原通り、みゆき通りに囲まれた一角で、地上13階、地下6階建ての新ビル建設が急ピッチで進む。

地上6階~地下2階と最上階の一部に商業店舗が入り、地上7~12階はオフィスとなる。地下3階には文化交流施設として「能楽堂」などを設け、日本の伝統文化を広く発信する拠点とする。

商業施設は約4万7000平方メートルと銀座では最大規模を誇る。ファッションを中心に241のテナントが軒を連ねる。レストランや地下の食料品売り場、雑貨店なども出店する予定だ。

「誰も見たことがないような商業施設をつくる」

J.フロントの山本良一社長は、施設名から「松坂屋」の屋号を除いた理由の一つをこう説明する。その上で「松坂屋で培った挑戦する精神を新施設でも実現したい」と意気込む。

新施設の一番の見どころは、海外の高級ブランドの旗艦店群だ。大通りに面して「クリスチャンディオール」や「セリーヌ」「フェンディ」など海外の高級ブランド6店が、大型店を構える予定だ。

さらに訪日外国人や地方からの客を意識し、バスの乗降場も整備した。銀座では観光バスの路上での乗降による交通渋滞が頻発していただけに、こうした観光インフラの整備は、利便性を高め、街の集客力アップにつながる。

再開発に参画した森ビルの辻慎吾社長は「東京の新たな磁力となって、世界における東京と日本の存在感を高める起爆剤となる」と語る。従来の百貨店の枠を超えた商業施設として、銀座の新たな名所になりそうだ。

東急プラザ銀座

201701031714_2-300x0.jpg東急プラザ銀座

東京・銀座の景色は変わり続けている。銀座の玄関口といえる数寄屋橋交差点も、複合商業施設「東急プラザ銀座」が平成28年3月に開業し、一変した。

地上11階、地下5階建ての新ビルは、東京の伝統工芸品「江戸切子」をイメージしたガラス張りの美しい外観が特徴。英旅行かばん「グローブ・トロッター」など、日本初出店の11店を含む125店が集まり、にぎわいを生んでいる。

外国人旅行者向けに消費税の他、関税やたばこ税なども免除となる空港型免税店を設けたほか、衣料品から食品、雑貨まで幅広く取り扱っている。

商業施設だけではない。1~3階に開設された三菱電機のイベントスクエア「METoA Ginza(メトア ギンザ)」では、最新のデジタル技術が体験できる。

2階に設置された64面液晶マルチディスプレーの大型映像システム「メトアビジョン」は、幅19.4メートル、高さ2.7メートルの大画面で美しい映像が楽しめる。

地下鉄銀座駅に直結した出入り口があるほか、数寄屋橋交差点から3階まで、直接昇れるエスカレーターが設置されており、アクセスも抜群に良い。開発を手掛けた東急不動産の植村仁社長は「新しい銀座の魅力を発信していきたい」とアピールする。

銀座では東京五輪・パラリンピックを見据え、再開発プロジェクトが相次ぐ。

昨年9月には日産自動車やソニーのショールームが入る「銀座プレイス」が開業。百貨店の「プランタン銀座」は「マロニエゲート銀座」と名称を変え、29年3月に再オープンする予定だ。

赤坂インターシティAIR

201701031714_3-300x0.jpg赤坂インターシティAIRの完成イメージ

大使館や外資系企業が集積し、国際色あふれる東京都港区赤坂。アメリカ大使館の北側に平成29年9月、新たなランドマークが開業する。

高さ約200メートルの超高層ビル「赤坂インターシティAIR」は、ビジネスに軸足を置く複合施設だ。

地上38階、地下3階建てで地下鉄溜池山王駅から地下通路で直結。オフィスや国際会議場のほか、住宅、飲食店などが設置される予定だ。

国際会議場はシンポジウムや商談まで対応でき、主要な会議場には、複数の言語による同時通訳ブースも備え、国境を超えたビジネスや学術会議に対応する。

松坂屋上野店

下町の台東区上野でも再開発が進む。松坂屋上野店は、26年に南館の営業をいったん終了。商業店舗やシネマコンプレックス(複合映画館)、オフィス機能を持った施設として29年秋に生まれ変わってオープンする。

新しい南館は地上23階、地下2階建て。地下1階に大丸松坂屋百貨店の食品フロアが入り、地上1階から6階には若者に人気の「パルコ」▽7階から10階はシネコン「TOHOシネマズ」▽12階から22階まではオフィスフロア-になる予定だ。

商業施設の相乗効果で、上野から新たな東京の魅力を発信する。

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