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北陸新幹線の波及効果 石川県だけで年678億円、観光客258万人増 持続のカギは訪日客誘致

2016/12/27

日本政策投資銀行は27日、平成27年3月に金沢市まで延伸開業した北陸新幹線が、開業後1年間で石川県に及ぼした観光関係の経済波及効果は678億円だったとの調査結果を発表した。

201612272228_1-300x0.jpg石川県に大きな経済波及効果をもたらした北陸新幹線

訪日客は62億円の効果

開業前の25年に試算した124億円を大きく上回った。県外からの客数が32万人増えると見込んでいたが、訪日外国人を含め258万人増となった。

政投銀の担当者は「石川県の観光地としての潜在力が予想以上だった」と述べた。

調査によると、宿泊観光客5万人当たりの経済波及効果は日本人で24億円、訪日外国人で62億円だった。石川県や観光庁が公表した客数、消費単価などのデータに基づき推計した。

政投銀は、宿泊客が最も多いのは8月で、この時期はホテル客室の稼働率が非常に高いと説明。雪景色や食材など冬の魅力をアピールして外国人客をさらに取り込めば、新幹線の開業効果を持続させることにつながるとの見解を示した。

今後の訪日客の動向について、JR東日本・西日本が共同商品として発売している訪日客向けの「北陸アーチパス」の効果から増加すると予測している。

その一方で、同行と金沢大学が実施した調査で、不満足な点として「英語の通用しやすさ」「豪華で快適な高級ホテルでの宿泊」「Wi-Fiの充実度」が上位に挙がっており、「地域としての対策が急務で、対応を怠ると評判が低下するおそれがある」と指摘している。

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