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「結婚式を日本で」中国、台湾で高まるインバウンド婚 ブライダル大手エスクリが本格展開

2016/12/27

海外から日本を訪れて結婚式を挙げる「インバウンド婚」が増えている。ブライダル大手の株式会社エスクリ(本社・東京都港区)は2015年8月から中国や香港、台湾でのプロモート活動を本格展開。リゾート地である沖縄でのブライダルを現地で提案し人気を集めている。

オーシャンビューのチャペルが人気

201612261751_1-400x0.jpgセントレジェンダOKINAWAで結婚式を挙げた中国人カップル。沖縄の青い空と海の前で永遠の愛を誓った

那覇空港から車で約45分、沖縄県北谷町にあるセントレジェンダOKINAWAは2015年10月にエスクリがオープンしたウエディングリゾートだ。

海岸沿いに建てられた白壁のチャペルやパーティー会場からはエメラルドブルーに輝く海を一望。チャペルに設けられた祭壇は、床や壁がガラス張りになっており、沖縄の青い空と海の前で新郎と新婦が永遠の愛を誓う。

床下にも水が張られ、まるで洋上で式を挙げているような開放的な空間を演出。そのロケーションの良さが人気となり、オープン当初から首都圏や関西をはじめ全国から挙式の利用が広がっているという。

エスクリはセントレジェンダOKINAWAをオープンして間もなく中国・台湾での営業を始めた。

「香港や台湾では芸能人や有名人のリゾート婚の影響でリゾート婚が流行っていました。沖縄はリゾート地としても人気なので、結婚式需要は大きいと考えました」と、経営戦略本部海外事業部シニアエキスパートの宋露さんはインバウンド展開を始めたきっかけを語る。

現地の旅行代理店やブライダル企業に沖縄でのブライダルプランを提案。中国や台湾からの訪日客の爆買い需要が一服し、「モノ」消費から体験型の「コト」消費に変化していることも追い風となり、受注が急増。「海外展開を始めてから1年あまりですが、式場利用の12%はインバウンドが占めています」(宋さん)。

日本流のキメ細かいサービスが好評

利用者の多くは日本で式のみを行い現地で披露パーティーを行うケースがほとんど。。身近な親族を招き、1日を結婚式に時間をあて、残りは自由に観光を楽しむ。なかには家族だけでなく、親族・知人ら30人以上を招き、盛大な式を挙げるカップルもいるという。

201612261751_2-300x0.jpg日本でのインバウンド婚に家族や知人も招待するケースも

日本流のおもてなしも好評だ。「写真撮影の際、新婦に日傘をさしたり、メークアップ中に動けない新婦にストローつきで飲み物を提供するなど、きめ細やかなサービスにも感動してくれます」と宋さんは語る。

インバウンド婚はブライダル業界にとってもメリットは大きい。日本の顧客の利用が少ない平日の利用が見込めるうえ、日本では敬遠されがちな仏滅も関係がないため、施設の稼働率を高めることができる。

今のところ、エスクリでのインバウンド婚が最も多いのは香港で、台湾、中国の順になっている。人口13億人の中国が動けば、さらに大きな伸びが期待できる。

このため、エスクリでは、東京、大阪、金沢の式場の提案もスタートさせ、来年以降、本格展開する予定だ。東京や大阪はビル高層階で都会を一望ができる式場、金沢は兼六園近くにある式場で、日本庭園の前で和装での記念撮影にも対応するという。

宋さんは、「今後の市場動向をみながら、中国だけでなく、東南アジアや欧米にも販路を広げていきたい」としている。

(提供 株式会社エスクリ)

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