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11月の訪日客数は13.8%増の187万人 香港などで紅葉ツアーが人気に

2016/12/21

日本政府観光局(JNTO)は21日、11月に日本を訪れた外国人観光客数が推計で前年同月比13.8%増の187万5400人だったと発表した。紅葉シーズンを迎え、香港を中心に紅葉狩りツアーを楽しむ観光客が増えたほか、約1万人の外国人が訪れた日本国際工作機械見本市などの展示会イベントに参加する訪日客が増加し、11月としては過去最高を記録した。

1~11月累計は22.4%増の2198万人

201612211908_1-300x0.jpg嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車は訪日客に人気の紅葉スポットだ=平成26年11月26日、京都市(志儀駒貴撮影)

これで今年1~11月の訪日客数は前年同期比22.4%増の2198万8400人。観光庁の田村明比古長官は、同日の記者会見で「通年では2400万人前後に達するだろう」との見通しを改めて示した。

11月は、韓国のLCC(格安航空会社)エアソウルが仁川-広島、仁川-米子などの新規路線を就航したほか、北九州や羽田などの空港で増便があった。また、中国からのクルーズ船の寄港が引き続き増加したことも訪日客増を後押しした。

国・地域別の訪日客数の上位は、中国が43万2800人(前年同月比19.2%増)と最も多く、韓国42万6900人(18.6%増)、台湾30万700人(1.4%増)の順。伸び率が最も高かったのはインドネシアで54.3%増の2万1900人が訪日した。

一方で台湾は伸び率は1.4%にとどまった。先月22日のトランスアジア(復興)航空の解散決定に伴い、「全便が欠航となって1万人規模の旅行キャンセルが発生した」(観光庁)ことが響いた。

11月までの累計では、新たに台湾(388万8800人)、香港(164万9400人)、タイ(80万5100人)、マレーシア(33万900人)、豪州(39万3700人)、カナダ(24万8500人)、英国(27万1600人)、ドイツ(17万2600人)、イタリア(11万800人)が昨年の実績を上回り、ロシア、シンガポールを除く計18市場が前年を上回った。

客数が毎月4000~5000人前後と低水準のロシアに対し、日本政府は観光目的を含むビザ(査証)の発給要件を年明けから緩和する。この施策に田村長官は「身元保証書類の作成などが不要となり、旅行にかかる費用が数万円安くなる。これまで以上に訪日客数が増えるだろう」と期待感を示した。

12月は、シンガポール、マレーシア、インドネシアからの学校休暇を利用した旅行や、香港やフィリピン、豪州、米国、カナダなどからのクリスマス休暇を利用した訪日需要が期待されるという。

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