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長野・松本空港に国際チャーター便 大韓航空が来年2~3月に就航

2016/12/20

長野県営松本空港(松本市)と韓国の仁川(インチョン)国際空港を結ぶ大韓航空の国際チャーター便が来年2~3月、就航されることが決まった。5往復8便が計画されており、韓国からの団体旅行客を乗せたチャーター便の運航は初めて。東アジアをターゲットに松本空港の国際化を目指す県は、これを国内線専門のローカル空港から本格的な国際空港に脱皮させる弾みとしたい考えだ。

仁川空港を往復

県松本空港利活用・国際化推進室によると、大韓航空は2月21、23、25、27、3月1日に松本-仁川間を138人乗りの小型ジェット機「ボーイング737-800」型機で往復する予定。松本空港には滑走路が2000メートルしかなく使用機材に制約があるが、過去に同型機が運用されており、安全は十分に確保できるとしている。

韓国の旅行会社2社が国内で、松本城や安曇野、諏訪大社といった県内観光地、岐阜県の飛騨地方などを2泊3日の日程で巡るツアーの参加者を募集している。このため第1陣の帰りと第4陣の迎えの機体は回送となり、乗客は乗せない。

松本空港発着の国際チャーター便は、滑走路を延長してジェット化した2年後の平成8年から始まり、32便が運航した20年がピークだった。これまでに計134便、約1万2000人の利用実績がある。

しかし、訪日する外国人旅行客の増加に伴って中国や台湾などの航空会社による国内地方空港への定期路線開設ラッシュのあおりを受け、機材繰りの関係で松本空港へのチャーター便は27年3月のカンボジア便を最後に途切れていた。

松本空港の国際化をめぐって県は今年6月、今後10年間にわたる取り組み方針を決定した。台湾や中国、香港、韓国などへの旅客需要が見込めるとして国際チャーター便は年間100便、定期便も2路線で週4往復の路線展開を目標に掲げている。

支援制度を拡充

県は今月、国際チャーター便の誘致促進に向けて航空・旅行会社への支援制度を大幅に拡充した。航空会社には機体重量によって課せられる着陸料、施設使用料、機体誘導、手荷物搭載などの費用を助成し、旅行会社には片道1便当たり10万円の補助額を50万円に増やした。

今回の運航は拡充された制度が適用される初めてのケースで、大韓航空には着陸にかかる40万円近い費用のほぼ全額が実質的に免除される。県松本空港利活用・国際化推進室の中村宏平室長は「今後も外国の航空会社と旅行会社への働きかけを強め、就航を促したい」と話している。
 

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