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IR法案、6日に衆院通過 参院自民に反対論噴出 年金、TPP、党首討論

2016/12/06

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法案が6日の衆院本会議で可決される見通しだ。年金制度改革法案も同日の参院厚労委員会で審議入りし、自民党は会期末の14日までに両案の成立を図る。だが、IR法案について参院自民党では5日、反対論が噴出。採決時に造反者が出る可能性もある。

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※衆院内閣委員会で、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)整備推進法案が可決され、退席する民進党議員=2日午後、国会・衆院第13委員室(斎藤良雄撮影)

自民党の二階俊博幹事長は5日の記者会見で、昨年のIR法案提出時に総務会で了承した経緯を踏まえ「党議拘束はかかっている」と明言した。反対した場合は造反扱いとなるが、参院自民党が5日に開いたIR法案の勉強会では「性急に法案を通すことには反対だ。乱暴なことをやったら次の衆院選や参院選にも良くない」(山本一太氏)などと反対論が相次いだ。

執行部は早ければ8日の参院内閣委で審議、採決し、9日の本会議で成立させる日程を描く。会期末で後がない14日は、民進党などが「年金カット法案」と批判する年金制度改革法案の採決と重なる可能性が高いためだ。

ただ、党内にはIR法案に関し「反対ボタンを押さざるを得ない」(西田昌司参院国対委員長代理)との声も根強い。

一方、民進、共産などの野党4党は5日、IR法案の衆院委員会審議が拙速で無効だったとして、大島理森衆院議長に6日の本会議で採決しないよう申し入れた。大島氏は拒否した。

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案と関連法案は9日の参院本会議で可決される見通しだ。

安倍晋三首相は5日の参院TPP特別委で今国会での成立に重ねて意欲を表明。7日には首相と民進党の蓮舫代表との党首討論が行われる。民進党はいずれの法案も反対方針で、終盤国会最大のヤマ場となりそうだ。

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