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豪華列車を海外富裕層に売り込み JR3社仏見本市に初出展、近鉄は英語サイト新設

2016/11/29

豪華観光列車を相次いで投入する鉄道各社が、訪日観光客を取り込むPRの強化も進めている。JR西日本、東日本、九州の3社は共同で、12月にフランスで開かれる旅行見本市に初出展し、訪日ツアーへの観光列車活用を働きかける。近畿日本鉄道は9月に運行を開始した「青の交響曲(シンフォニー)」などを予約できる英語のウェブサイトを新設した。各社は観光列車を海外の富裕層にアピールして、ビジネスチャンスの拡大を狙う。(阿部佐知子)

国際ラグジュアリートラベル見本市

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※余部のコンクリート橋梁を通過するトワイライトエクスプレス瑞風=兵庫県香美町

JR3社が出展するのは、仏カンヌで来月5日に開幕する「国際ラグジュアリートラベル見本市(ILTM)」。富裕層向けツアーを扱う業界最大のイベントで、世界中から約1500社が参加する。

JR3社は、各社自慢の豪華寝台列車を売り込む方針。JR西が来春デビューさせる「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」、JR東が来年5月に投入する「トランスイート四季島(しきしま)」、JR九州が3年前から運行する「ななつ星in九州」を一覧できる英語パンフレットを作製して商談に臨む。

シンガポールへ事務所

JR西は昨年7月、訪日客を誘致するためにシンガポールへ事務所を設置。中国・上海の事務所とあわせてアジアからの誘致に力を入れている。

JR九州も、海外の旅行会社と提携してななつ星の営業を強化している。ななつ星は抽選倍率が約25倍と人気が高い。「もともと九州を世界に発信するのがコンセプト」(JR九州担当者)といい、乗客の約18%を外国人が占め、25カ国・地域から利用があった。将来は外国人の比率を半数程度に高めたいとしている。

英語サイトで「しまかぜ」予約

近鉄が今月15日に設けた英語サイトでは、大阪から奈良・吉野方面へ向かう青の交響曲、三重・伊勢志摩方面への「しまかぜ」を予約でき、人気列車を海外から利用しやすくなった。

現在の利用者は国内客が中心だが、「海外から関西を訪れてもらうきっかけにしたい」(近鉄広報)と意気込む。台湾の拠点やグループの旅行会社を活用し、アジア各国へ積極的にPRしていく構えだ。
 

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