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モノよりコトへ…中国訪日客のニーズの変化「検索」でも顕著に トレンドは「九州」「アート」

2016/10/21

中国のIT大手「百度」の日本法人、バイドゥ(本社・東京都港区)は、中国国内のインターネット検索サービスで検索された日本に関するワードを調査結果を発表した。

依然として日本旅行の関心が高いだけでなく昨年と比較して九州が注目されていることがわかった。

中国では国慶節(建国記念日)の10月1日から7日間の大型連休があり、約6億人が国内外で旅行を楽しんだと見られている。

バイドゥが連休直前の1カ月間にあたる9月1日~9月30日と連休中に検索された国・地域を調べたところ、昨年に続いて日本が1位だった。2位は韓国、3位は台湾。

震災復興のプロモーションが効果?

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今年の検索トレンドの特徴は九州だ。

日本の地域別検索ワードのランキングではトップ15に熊本(5位)、福岡(9位)、長崎(10位)、鹿児島(11位)、宮崎(14位)の九州5県がランクインした。

熊本地震による関心の高まりを考慮しても、福岡と熊本だけだった昨年と比べると注目度が上がっていることが読み取れる。

相関ワードを調べると、「鹿児島×自由行(個人旅行)」「福岡×天気」といった個人旅行を想起させる検索ワードが大半を占めている。

ご当地キャラ「熊本熊(くまモン)」が1日に1万回以上検索される日があることもあり、中国での熊本と「くまモン」の認知の高さも分かるという。

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九州の検索が増加した背景については、現地の旅行事業者が九州旅行の値下げを行い、割安感が出てきたことや、ふっこう割など震災復興に向けた官民一体となったプロモーションが効果を上げたためとみられる。

また、個人旅行に関する検索が増え、「日本 医院(病院)」が前年の5倍になるなど病院関連ワードの検索回数の上昇が顕著に表れた。

博物館、美術館への関心も高まる

もう一つの特徴がアート。

訪日旅行の目的を切り口に調べると「日本艺术(日本アート)」が前年の3.8倍と上昇。

同社が9月20日~10月10日に調査した「日本の主要観光地の検索数TOP100」で、東京国立博物館(東京都台東区)が56位、森美術館(東京都港区)が61位、MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市)が68位に入っている。

アートだけでなく、ロック・フェスティバルなどの検索も100位以内に入っており、中国人観光客は来日前、訪日中に検索サービスを活用し、旅行のスケジュールを計画したり、施設の開館時間や料金などを調べ、東京、大阪などのディープな都会の旅を楽しんでいる様子がみてとれる。

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