Logo sec

音声の自動翻訳機能も、外国人観光客にも対応した商店街案内アプリ運用開始 京都の商店街

2018/01/11

 商店街の情報をアプリ一つでまとめて確認―。京都市下京区のITベンチャー、テクサーが、商店街の情報発信や店までの経路案内、クーポンの発行などのサービスを提供するスマートフォン用アプリ「iLoca(イロカ)」を開発した。利用者の現在地がより正確に表示され、多言語に対応しているのが特長。京都三条会商店街(同市中京区)での運用が先月始まり、地域住民や外国人観光客を中心に利用者を増やしている。ほかの商店街や地下街などの商業施設での普及も目指しているという。(桑村大)

商店街の情報が確認できるスマホ用アプリ「iLoca」(桑村大撮影)

 イロカに情報を登録しているのは、三条会商店街に店を構える飲食店や雑貨店など74店。アプリを通して、営業時間や人気商品など各店の基本情報が確認できる。

 商店街や店が発行するクーポンも取得でき、スマホに表示されるバーコードを提示して利用する。

 また、商店街に足を運ぶ外国人観光客の増加を受け、日・中・英の3言語で表示が可能。音声の自動翻訳機能もついており、3言語のいずれかに訳して表示、発音してくれる。

 アプリ内の地図には、目的の店までの経路を案内する機能も。利用者の現在地は、約10メートルおきに設置された発信器が発する電波を基に測定され、衛星利用測位システム(GPS)を利用した方法よりも精度が高い。

さらに、発信器を店内に設置することで、来店者数や客層が把握でき、販売促進につなげられるという。

 「外国人観光客に向け情報提供できるようなアプリが作れないか」。テクサーの朱強(しゅ・きょう)社長(49)がアプリを開発するにあたり目をつけたのが外国人観光客だった。昨年春、中国に帰国した朱社長は、急成長を遂げているスマホアプリを利用したビジネスモデルに驚きを隠せなかった。

 これらの技術を日本にも普及しようと、恩師である元大阪大学教授の今井正治氏(67)に声をかけ、平成28年10月に創業。京都で事業を展開できないか模索していたところ、外国人観光客の利用が急増している京都三条会商店街を紹介された。

 京都三条会商店街は地元の買い物客が減っている半面、周辺に民泊が増えていることから自炊のために買い物に訪れる外国人観光客が増えている。積極的に商品をPRしたり、クーポンを発行したりして、アプリを利用している店も多く、京都三条会商店街振興組合の田中正人理事長(53)は「いろんな方に利用していただいて、商店街の活性化つながってほしい」と期待を寄せる。

 また、イロカは利用場所に設置された発信器と通信するため、GPSが使えない地下街や多層構造の商業施設でも利用客の誘導や案内に活用できるといい、テクサーは普及を目指している。

あわせて読む

COOL JAPAN

もっと見る
「COOL JAPAN」の記事をもっと見る

多言語対応

もっと見る
「多言語対応」の記事をもっと見る

体験観光

もっと見る
「体験観光」の記事をもっと見る

観光ルート

もっと見る
「観光ルート」の記事をもっと見る

訪日プロモ

もっと見る
「訪日プロモ」の記事をもっと見る

地方創生

もっと見る
「地方創生」の記事をもっと見る 「通信」の記事をもっと見る

京都府

もっと見る
「京都府」の記事をもっと見る 「IT」の記事をもっと見る

インバウンド

もっと見る
「インバウンド」の記事をもっと見る