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英語で座禅、着物、茶道、伝統工芸…海外富裕層呼び込み大作戦 京都市など「日本文化体験」総合的にPR

2018/01/09

 毎年5千万人以上の観光客が訪れる京都市で、消費額の多い海外富裕層を重点的に日本へ呼び込む動きが加速している。他都市と連携した誘致策や、着物や茶道など独自の文化体験が続々と始まり、上質な観光を売り込む方針だ。

レンタル着物店で着物を選ぶ、富裕層向け旅行業者の米国人女性=京都市

 「どっちが似合う?」。昨年11月初旬、京都市中心部のレンタル着物店で、米国人の女性2人が楽しげに鏡の前で着物姿を確かめていた。2人は市などが招待した富裕層向け旅行業者で、金沢市を訪れた後、京都では着付けのほか、酒蔵見学や茶道を体験。米国での旅行企画に生かしてもらう取り組みという。

 市が狙うのは質を重視する海外富裕層。平成28年の市観光調査によると、日本人宿泊客の1人当たり消費額約4万7千円に対し外国人は倍の約10万円。購買力のある富裕層の取り込みで「伝統産業や経済の活性化を図りたい」と意気込む。

 市認定の通訳ガイド田中猛さん(49)は「知的欲求が高いのが富裕層。専門家と直接やりとりしながら伝統文化を体験したいという要望が多い」と指摘。市内には英語で座禅ができる寺や、職人と話しながら扇子や清水焼づくりなどができる場所が増え、人気を集めているという。

 京都市の担当者は「これまでは地域ごとの誘致で、日本全体を売り込む姿勢が足りなかった。各地の魅力を生かして、総合力で呼び込みたい」と話している。

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