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訪日客の喫煙に悩む観光地 屋外マナーめぐり啓発が課題

2017/12/28

 訪日外国人観光客数が過去最高を更新し続けている。観光庁が集計した今年1月から11月までの客数は2616万人と、昨年1年間の2404万人を早くも超え過去最多を更新。今年1年間では2800万人台に達する見通しだ。ただ、増え続ける外国人観光客に比例して喫煙などのマナー問題も指摘され始めている。

世界から観光客が訪れる京都の祇園では、イラストを使ってマナー向上を呼びかけている

 日本を代表する観光地でもある京都では、以前からこうした問題に悩まされてきた。文化財が林立する京都では観光資源を毀損(きそん)しかねないごみのポイ捨てや、禁煙エリアでの喫煙は深刻な問題になっている。

 言語の問題もある外国人向けに市や自治会がイラストで禁止行為を示した看板を設置するなど地道な対策を進めるが、増え続ける訪日客を前に抜本的な改善策は見えてこない。こうした懸念は、訪日客が多い東京、大阪など大都市圏でも浮上している。

 一方、2020年の五輪・パラリンピックを控えた東京都は、受動喫煙防止条例の制定に向けた準備を進めており、9月に公表した「基本的な考え方」では、一部のバー・スナックを除くほとんどの飲食店などを事実上禁煙にする内容だった。

 日本の場合、屋外禁煙を先行して進めてきたことから、条例が制定されれば東京では指定の喫煙場所以外は事実上完全禁煙となる。屋外禁煙は海外のルールからすると珍しく、訪日客が混乱する可能性がある。訪日外国人の2割程度が喫煙者だとする調査もあり、今後は東京などでも、訪日客に対する喫煙マナーの周知とともに、喫煙スペースの確保などがより一層求められることにもなりそうだ。

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