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外国人、京で愛を誓う 白無垢姿にあこがれて…和婚急増

2017/12/26

 京都の神社仏閣で結婚式を挙げる外国人が増えている。世界的観光地として京都の注目度があがるなか、信仰する宗教を問わず受け入れる寛容さと歴史の深さが人気の背景にあるという。「日本の伝統文化を体験したい」「京都旅行の思い出にしたい」といった思いを実らせようと、ブライダル会社も市場開拓に本腰を入れ始めた。

式は英語で進行

上賀茂神社での挙式に臨む外国人カップル=京都市北区

 11月のよく晴れた日、世界遺産・上賀茂神社(京都市北区)で1組の外国人カップルが式を挙げた。新郎はドイツ人のカースティン・ボーンさん(37)、新婦はイタリア人のソニア・ジュリオさん(41)だ。新郎新婦は、紋付き羽織はかまと白無垢(むく)に身を包んでいるが、祭主は式を英語で進行。重要文化財の社殿で三三九度の儀や指輪交換を執り行った。

 2人が日本を訪れるのは初めて。ホテルグランヴィア京都(同市下京区)での宿泊と挙式がセットになったプランをインターネットで見つけて申し込んだという。「美しく、歴史がある神社で式を挙げられてうれしい。本当にすてきで感動した」と2人そろって笑顔を見せた。

上賀茂神社人気

 上賀茂神社では年間約800組が結婚式を挙げており、そのうち約100組はカップルのどちらかが外国人だという。外国人が増加していることなどから、神社は昨年10月に婚礼部を設けた。写真撮影や披露宴の会場選び、移動手段の手配など、外国人対応のサービス充実を図っている。

 外国人の挙式が増えていることについて、同神社の担当者は「日本の神社はどんな信仰を持つ人でも受け入れるし、ネットの普及も相まって広がりを見せている」と指摘。「日本人がハワイで式を挙げるように、京都での挙式を希望する外国人も多い」と話した。

市長が「証明書」

結婚式を終えたイギリス人カップルに結婚証明書を手渡す門川大作・京都市長(左)=平成27年4月、京都市北区の上賀茂神社

 こうした動きを加速させようと、京都市は平成27年度から、市内で挙式する外国人カップルに門川大作市長の署名入り「結婚証明書」を贈る取り組みを実施。市観光MICE推進室によると、27年度以降の約3年間で69組のカップルに証明書を贈ったという。

 人気上昇にブライダル会社も黙ってはいない。挙式サービスを手掛けるワタベウェディング(下京区)は27年から外国人の挙式の受け入れを本格化。今年は27年と比べ申し込みが6割増えているという。

 同社の担当者は、「日本の伝統文化に興味を持ち、体験してみたいと思う外国人が増えている。母国で式を挙げているのに、京都で婚礼和装で挙式したいという外国人も少なくない」と話す。

 一番人気は英語での神前式ができる上賀茂神社。他にも高台寺(同市東山区)や護王神社(上京区)、岡崎神社(左京区)などが続く。国籍も中国や米国、オーストラリアなど多岐にわたるという。

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