Logo sec

LCCで活気づくハワイ 関西国際空港から2社が就航、「憧れの航路」低料金で身近に

2017/12/22
新しいコンドミニアムや店舗、レストランの建設が相次ぐカカアコ地区の大規模再開発地区「ワードビレッジ」=米ハワイ州ホノルル(阿部佐知子撮影)

 太平洋に浮かぶ世界的な観光地、米ハワイを訪れる旅行者が増え続けている。世界的な好景気に加え、格安航空会社(LCC)がハワイ向けの長距離路線を増やしたことが誘客を牽引(けんいん)。日本からも今年、LCC2社が関西国際空港-ホノルル路線を開設しており、今後は旅行者の増加に加え、ハワイへの観光・不動産投資が勢いづく可能性もある。(ホノルル=米ハワイ州 阿部佐知子)

 新たな客層開拓

 クリスマス休暇を控えた20日午後、ハワイ州オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル空港)では旅行者の混雑が始まっていた。LCCでハワイを訪れたカリフォルニア州の大学生、ディキシー・ジョンソンさん(21)は、「往復で300ドル(約3万3千円)は他の航空会社の半額くらい。驚いた」と話す。

オアフ島のダニエル・K・イノウエ空稿(ホノルル空港)でチェックインを待つ旅行者ら=20日、米ハワイ州ホノルル(阿部佐知子撮影)

 2008年のリーマンショック以降の景気回復に加え、欧米で相次ぐテロ事件の影響もあり、治安のいいハワイを訪れる観光客は増加基調だ。近年は北米やオーストラリア、韓国から長距離LCCが就航したことも貢献。州当局によると、今年ハワイを空路で訪れる旅行者は昨年より4・4%多い921万3千人の見通し。20年にはさらに50万人増えると予想する。

 ハワイ州観光局のミツエ・バーレイさんは、「低料金のLCCは、これまでハワイに来なかった客層を掘り起こし、新たな需要を生んでいる」と分析する。

 日本からは6月にマレーシアのLCC、エアアジアXが、今月19日にはシンガポール航空系LCCのスクートが関空-ホノルル路線を開設した。スクートの通常運賃は往復2万7600円からで、季節などにより変動する。19日の初便は満席状態だった。

 不動産投資に勢い

 こうした中、日本からも新しい需要が生まれつつある。ホノルルの不動産会社「センチュリー21ハワイアンスタイル」には6月以降、日本企業から、社員らの報奨旅行などに利用するコンドミニアムを所有したいという問い合わせが複数あった。

 同社のたかこマクミラン取引主任は「航空券代が安くなれば、頻繁にハワイを訪れることができるようになり、セカンドハウスなど不動産投資のきっかけになる」と指摘。LCCがもたらすビジネスチャンスに期待している。

あわせて読む

体験観光

もっと見る
「体験観光」の記事をもっと見る

アウトバウンド

もっと見る
「アウトバウンド」の記事をもっと見る

アメリカ

もっと見る
「アメリカ」の記事をもっと見る

旅行業

もっと見る
「旅行業」の記事をもっと見る

関西空港

もっと見る
「関西空港」の記事をもっと見る 「LCC」の記事をもっと見る

関西国際空港

もっと見る
「関西国際空港」の記事をもっと見る

インバウンド

もっと見る
「インバウンド」の記事をもっと見る