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滋賀の観光客、過去最多の5千万人 日帰りが9割の課題も 平成28年まとめ

2017/12/19

 滋賀県は昨年1年間に県内を訪れた観光客の動向をまとめた。観光客数は過去最多で前年より5・9%増の5076万7300人。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録のほか、テレビ番組や映画などによる認知度アップなどが後押ししたとみられる。ただ、日帰り客が9割以上を占めており、宿泊や消費に結び付いていないという課題も残っている。

 調査は県内の観光地801カ所を訪れた観光客数を集計した。

 県観光政策室によると、長浜曳山まつりがユネスコの無形文化遺産に登録されたのをはじめ、NHK大河ドラマ「真田丸」の放送や近江神宮を舞台にした映画「ちはやふる」の公開などが観光客増に影響したとみられる。

 外国人観光客数は54万9809人で、前年比15・6%と大幅に増えた。格安航空会社の普及や訪日クルーズ船の寄港回数増加などが要因という。

 観光地別に観光客が最も多かったのは、菓子メーカーのたねやグループが展開する商業施設「ラ コリーナ近江八幡」(近江八幡市)で213万700人。以下、黒壁ガラス館(長浜市)が197万3200人で2位、多賀大社(多賀町)が166万8500人で3位だった。

 観光の目的については、道の駅やドライブなどが目的の「その他」が全体の28・6%を占めた。そのほかでは、歴史・文化(23・6%)▽スポーツ・レクリエーション(19・7%)▽飲食や商業施設などの都市型観光(13・4%)▽行祭事・イベント(8・2%)-などとなった。

 地域別の観光客数をみると、大津地域が26・7%と最多で、前年からの伸びが最も大きかった東近江地域が18・4%で次点。前年と比較すると、湖西地域以外のすべての地域で観光客数が増加している。

 ただ、県内を訪れた観光客数が過去最多を記録する一方、県内で宿泊した人は全体の1割未満の377万7300人にとどまり、前年より1・3%減少。県内を訪れても大阪や京都などで宿泊する人が多いとみられる。

 県観光政策室も宿泊客の増加を今後の課題としており「県内を周遊するような観光ルートづくりを進め、観光客の県内での滞在時間を伸ばす工夫が必要だ」としている。

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