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「東奈良名張」地域がインバウンドに本腰 モニターツアーでは狂言体験に人気 17日には名張市で「おもてなし講座」

2017/12/15

 三重県名張市と奈良県の宇陀市、曽爾村、御杖村、山添村、東吉野村の2市4村が観光振興のため設立した「東奈良名張ツーリズム・マーケティング」(ENN)が、地域ぐるみの訪日外国人(インバウンド)誘致に本格的に乗り出す。市民対象の「外国人観光客おもてなし講座」で受け入れ態勢を整え、地域に暮らす外国人らの協力も得て「東奈良名張」の魅力を発掘、アピールしていく考えだ。

訪日外国人向けに行ったモニターツアーで人気だった狂言体験=10月、奈良県山添村(ENN提供)

 おもてなし講座では、訪日外国人のもてなし方やインバウンドの経済効果、外国人が関心を持っていることなどについて、ENNの渡辺徹事業部長が解説する。11月24日に御杖村で初開催し、今月15日に同曽爾村、16日に宇陀市、17日に名張市でも行う。

 渡辺さんは、大手旅行会社「近畿日本ツーリスト」での海外勤務が長く、コスタリカやインドネシアでの観光開発指導の経験もある。東奈良名張地域では、伝統文化体験や自然トレッキングなどを楽しんでもらうのが有効とみている。

 ただ最近では、キツネを放牧した「宮城蔵王キツネ村」(宮城県白石市)など意外なスポットが訪日外国人の人気を集めており、新たな観光資源の発掘も課題だ。そこでENNで10月に留学生ら16人を招いて山添村でモニターツアーを実施したところ、狂言体験が「外国人には理解できない」という先入観を覆し好評だったという。

 渡辺さんは「観光商品をつくって旅行会社が集まる商談会で売り込み、訪日外国人が奈良から三重に足を延ばす流れもつくっていきたい」と話す。

 名張市でのおもてなし講座は17日午後2時から約1時間、市防災センター(鴻之台)で。無料。申し込みはENN((電)0595・41・1057)。

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