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英国初の日本食でミシュラン三つ星 予約は1晩2組…すしの「あら輝」とは?

2017/12/12

 わずか9席、1人300ポンド(約4万5600円)のメニューだけの日本料理店が10月2日、英国で5店目となるミシュランの三つ星レストランに選ばれた。

2006年、都内に構えていた店の前に立つ荒木水都弘氏(ブルームバーグ)

 すし職人の荒木水都弘(みつひろ)氏は2014年にロンドンへ渡り、すし店「あら輝」をオープン。このほど仏ミシュランガイドから最高の栄誉を得た、英国初の日本食レストランとなった。

 英国で新たにミシュランの三つ星を獲得するのは、10年以降同店が初めて。同店は、「ゴードン・ラムゼイ」をはじめとする4つの三つ星レストランの仲間入りをした。三つ星認定による客の食事制限などについては考えておらず、予約は1晩2組、1組当たりの食事時間は2時間半まで。

 このほか、ロンドンに新たにオープンした「クロード・ボシ・アット・ビベンダム」が二つ星を獲得し、二つ星レストランは計20店になった。一つ星レストランはロンドンの中華料理店「エー・ワン」など17店が新たに加わり、合計150店。

 ミシュランの星の獲得は店の経営にプラスになるだけでなく、シェフのプライドも満足させる。レストラン「テクスチャー」のシェフ、アグナル・スベリッソン氏は、初めて星を獲得したときのことをこう振り返る。「金融危機後、店は閑散としていた。だが10年に一つ星を獲得してからは信じられないほど忙しくなり、利益が出るようになった」。

 多くのシェフが星の獲得を強く望む一方で、例外もある。仏の三つ星レストラン「ル・スーケ」のシェフ、セバスチャン・ブラス氏は9月、あまりに大きなプレッシャーがあるとして、今後は星を望まないと語った。

 10年間、一つ星を維持するスコットランドの「ボース・ハウス」のオーナーも、高級レストランとして利益をあげることは難しく、もっと気軽に楽しめる料理を出す店にしたいと述べている。

 ミシュランの星による格付けは、三つ星はわざわざそのために旅をする価値のある卓越した料理、二つ星は遠回りをしてでも訪れたい素晴らしい料理、一つ星はそのカテゴリーで特においしい料理を意味している。ミシュランはさらに、星の評価からは外れるが安くておいしいレストラン、ビブグルマンにロンドンの10店を選んだ。

 今年の英国の受賞レストランは、シェフらが参加してロンドンのザ・ブルワリーで行われた式典で発表された。(ブルームバーグ Richard Vines)

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