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「ググっとぐんま観光キャンペーン」2012万人集客 夏をPR 過去10年で最多 来夏開通「稜線トレイル」目玉に

2017/12/05

 群馬県がJR東日本高崎支社などと7~9月に実施した大型観光イベント「ググっとぐんま観光キャンペーン」期間中の県内観光客数が2012万7909人となり、同期間で過去10年間で最多となった。実施時期を5年ぶりに秋から夏に移し、「水」「山」をテーマに、新潟、長野県境の約100キロの稜線(りょうせん)トレイルや温泉などをPRした戦略が奏功した。県は来夏に全線開通を目指す稜線トレイルを観光の「目玉」と位置づけ、観光客誘致を加速する。(久保まりな)


平標山山頂から望む谷川岳方面の眺め。稜線トレイルの全線開通で群馬の魅力は高まるか=9月2日

 キャンペーン実施期間ではなかった前年同期と比べると36万8686人増加。目標の2063万人には届かなかったが、プレミアム宿泊券で好調だった平成27年以来の2千万人超えとなった。

 月別で見ると、7月=623万7873人(4・5%減)▽8月=860万9212人(0・9%減)▽9月=528万824人(16・3%増)-。7、8月は、記録的な日照不足や悪天候による野外イベントの中止などが響き、前年割れとなったが、9月には天候が回復し、盛り返した。

 温泉地の宿泊者数は高水準で、草津や伊香保、万座などの県内主要温泉地の宿泊者数は計145万8700人で4・9%増加。特に万座では、白根山の噴火警戒レベルが引き下げられ、国道規制が解除されたことで、宿泊者数は9・2%増の11万4100人だった。

 稜線トレイルの開通に合わせ、キャンペーンは30年度も夏に実施予定という。

■稜線トレイル “山野麓の温泉地にも期待

 群馬県がキャンペーンで重点的にPRした県境稜線トレイルは、来夏に未開通の中之条町三坂峠-白砂山の約9キロが開通する予定。周辺には豊富な温泉資源や観光地があり、今後も観光の大きな「目玉」となる。

 稜線トレイルは、みなかみ町土合-嬬恋村鳥居峠の約100キロ。未開通区間以外は既に稜線を楽しむことができ、県は平成29年度、谷川▽三国峠▽野反湖・横手山▽草津・万座▽バラギ・鹿沢-の5エリアに分け、モデルコースを紹介するパンフレットを作成。初心者から上級者まで訪れやすいようエリアの特徴のほか、周辺観光地を掲載し、PRしてきた。

 来夏の全線開通で、稜線として国内最長となることから、県も「観光誘客の柱の一つ。滞在時間の長期化や消費額の増額が期待できる」との認識だ。

 県観光物産課では、旅行代理店などに売り込むモデルコースを検討中で、今後も「多様な切り口で山の麓の温泉地や観光地の誘客につなげたい」としている。

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