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おせち料理は「一人一重」時代 取り分け不要で人気上昇、ホテルや百貨店が商品拡充

2017/12/05

 新年まであと1カ月を切り、おせち料理商戦が熱を帯びている。1人暮らしや小人数世帯の増加から個食用が好調で、なかでも一つのお重に1人前を盛り、2人分以上にも対応するタイプが人気を集めている。

「夫婦2人で使いやすい」

 ホテルグランヴィア大阪(大阪市北区)は、今年初めて個食おせちを発売。1人暮らし用ではなく、一つのお重に1人分を盛りつけた2段重だ。「お重をそのまま分ければ済むので、夫婦2人や来客用にも使いやすい」(広報)。焼き物、煮物とメニューでお重を分ける従来のおせちは「取り分けが面倒」との声が聞かれたという。ANAクラウンプラザホテル神戸(神戸市中央区)は洋風の個食おせちを用意した。

 近鉄百貨店本店(大阪市阿倍野区)は、予約を開始した9月20日から11月15日までに個食用の売上高が前年比で7%増えた。大丸梅田店(同市北区)は、10月の個食用受注が前年の78・2%増と大幅に伸びた。

和と洋、1人前ずつも

 通販事業「婦人画報のおかいもの」を手がけるハースト婦人画報社(東京)が9月にまとめた調査によると、「こんなおせちがあったらいい」との問いに「一人一重のおせち」と答えた人は29・8%(複数回答)で、2年前より8・2ポイント上昇した。同社の通販サイトも個食用を強化。「和と洋を1人前ずつ注文するなど、楽しみ方が広がっている」(同社コマース本部通販事業部)と分析する。

 コンビニ大手ローソン傘下のローソンストア100は11月中旬、1品から楽しめる100円(税抜き)均一のおせち「100円おせち」シリーズを発表。「帆立わさび」や「数の子松前漬」など22品目を12月25日から販売する。平成24年に15品目でスタートした同シリーズは昨季、前季比3割増の約78万個を販売。今季は1~2割増が目標だ。

アマゾン、注文から1時間で配達

 一方、インターネット通販のアマゾンジャパンもおせち商戦を強化。大阪、兵庫、東京など一部地域の有料会員には、年末年始の注文でもおせちや正月用の雑貨を最短1時間で届けるスピード感を打ち出した。アマゾンのおせちの売上高は25年から4年間で約6倍に伸びたという。

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