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企業とコラボでスポーツ観戦を快適に LCCで卓球、駐車場予約、チケットの公式転売

2017/11/24

プロスポーツをより手軽に観戦できる仕組みを作ろうと、企業とチームの提携が相次いでいる。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けてスポーツへの関心が高まる中、さまざまなアイデアやシステムで、観戦をより身近にするビジネスが広がりそうだ。

 アジアの卓球人気に着目

企業とコラボでスポーツ観戦を快適に

格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(本社・大阪府田尻町)は、卓球日本リーグ1部の琉球アスティーダの試合観戦のPRに乗り出している。11月8日に沖縄で初開催された公式戦には、ピーチがウェブサイト上で告知したこともあり、約1500人が観戦に訪れた。

ピーチはスポーツ観戦で旅客需要を喚起するため、アジアで人気が高い卓球に着目。2年前に琉球のメインスポンサーに就いた。今年6月には福原愛選手の夫で台湾代表の江宏傑選手がチームに加入し、海外からも注目を集めている。井上慎一最高経営責任者は「LCCなら国内外から格安で観戦に来てもらえる。卓球以外のスポーツにも広げたい」と意気込む。

駐車場気にせず観戦

空き駐車場のシェアリングサービス「Akippa(アキッパ)」(本社・大阪市西区)は昨年11月にサッカーJ1のセレッソ大阪と提携し、チケット購入サイトから、試合開催時にホームのヤンマースタジアム長居(大阪市東住吉区)など周辺の駐車場を予約できるようにした。クラブにとっては路上駐車などの問題が解決でき、観戦者にとっても確実に駐車できるので安心して車で向かえる。

また、アキッパのメールマガジン会員に対して観戦チケットの割引クーポン配信なども行う。1試合あたり300人程度が利用することもあるといい、アキッパの金谷元気社長は「今後も提携チームを拡大したい」と話す。今年9月にはプロ野球の北海道日本ハムファイターズ、バスケットボールBリーグの西宮ストークスとも提携した。

6500円の市場、さらに拡大も

世界的なチケット仲介取引サービス「StubHub(スタブハブ)」の運営会社、チケットエクスペリエンス(本社・東京都中央区)も、昨年9月にセレッソ大阪と提携。今季から、年間パスポートの所有者が観戦に行けない試合のチケットを、クラブ公認で転売できる仕組みを提供している。

ファンにとっては、すでに完売した試合を観戦できるチャンスが生まれ、クラブには集客増のメリットがある。スタブハブは今月10日にFC東京とも提携。来季から導入される。

そのほかプロ野球福岡ソフトバンクホークスは入場料に変動制を導入。ヤフーの人工知能(AI)を使い、天候や順位、試合の曜日、対戦チームなどに応じて価格を調整する。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングとマクロミルが実施したスポーツ市場の共同調査によると、国内のスタジアム観戦の市場規模は6572億円。調査対象の2000人のうち、過去1年間にスタジアムで観戦した人は22.9%で、昨年の調査から4.2ポイント増えた。企業とスポーツチームの連携が進めば、さらなる市場拡大が期待される。

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