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訪日客向けの情報マガジンが活況 新創刊が相次ぐ

2016/08/11

個人客のニーズ高まり 創刊相次ぐ

急増する訪日外国人旅行客をターゲットとしたフリーマガジンが活況を呈している。

パックツアー以外の個人旅行客は増加しており、地域や季節ごとのイベントやグルメ情報に対する外国人客のニーズが高まっているためだ。

今夏は創刊が相次ぐほか、人気女優らを特集ページに起用するなど本格的な媒体も登場し、熱戦を繰り広げている。

フリーマガジン「グッド・ラック・トリップ」

「10年以上も前に東京に来たが、すっかり街が変わっていて分からない」

201608110735_1-300x0.jpg品川プリンスホテル(東京都港区)の訪日客向け情報カウンターに、1人の外国人男性が声をかけた。接客担当の女性が差し出したのは海外旅行ガイド「地球の歩き方」で知られるダイヤモンド・ビッグが発行する訪日客向けフリーマガジン「グッド・ラック・トリップ」。鉄道路線図を示しながらの説明に男性が笑顔でうなずく。

同誌は東京版を隔月、関西版を年4回ペースで発行する。日本語のほか英語や中国語、韓国語を併記し、訪日客の利用が多いホテルや商業施設などで配布する。季節の見どころスポットやグルメ情報のほか、表参道や新宿、池袋といった人気エリアのマップも掲載しており「無料でそのまま手渡せるから便利」(プリンスホテル)と好評だ。

東京メトロ 無料の「トーキョー・イベント・ニュース」

「いま何が東京で起きているかを知ってほしい」

東京メトロは10月までの期間限定で、無料の「トーキョー・イベント・ニュース」を毎月発行する。7月の創刊号は「七夕」、8月は「夏祭」をテーマに、東京各地のイベントを特集した。英語と中国語に対応し、東京や新宿、上野などの主要11駅に設置した特設ラックで配布する。

ブランジスタ 台湾向けの電子マガジン「旅色」

一方、ブランジスタが6月に創刊した台湾向けの電子マガジン「旅色」は、女優の河北麻友子さんを表紙に、訪日客の取り込みを図る。

同名の日本語版は創刊9年目を迎えた電子旅行マガジンの“老舗”。台湾の訪日旅行情報サイトと提携して読者拡大を目指す。

観光庁によると、2016年4~6月期の訪日客に占める団体ツアーの割合は、22.3%と前年同期比約6ポイント低下した。一方、個人手配客は65.0%と約5ポイント増加した。今後も訪日客向けの情報媒体は増えるとみられる。

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