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ネットで宿泊予約する際のコツとは 公式サイトから比較を、4日前が狙い目、満室でもキャンセル待つ

2017/11/20

 訪日外国人の増加によって、ホテルなど宿泊施設の予約が取りづらくなってきている。空室を探すのに便利なのが、インターネットの旅行予約サイトだが、上手に利用するにはどうしたらいいのか。専門家に聞いた。(油原聡子)

京都市中京区の二条城。訪日外国人の増加も影響し、宿泊施設の予約が取りづらくなっている(西川博明撮影)

 観光庁の宿泊旅行統計調査によると、平成28年の外国人延べ宿泊者数は6939万人泊で前年比5・8%増。19年の調査開始以来過去最高となった。

 訪日外国人の増加に伴い、宿泊施設の客室稼働率も上がり、特に首都圏や大阪、京都は予約が取りづらくなっている。

 宿泊施設を探すとき、多くの人が使うのが、インターネットの予約サイトだ。「じゃらん」や「楽天トラベル」などネット旅行会社のサイトでは、さまざまなプランを販売している。

 生活総合情報サイト「オールアバウト」のガイドで、ホテル評論家の滝沢信秋さんは「ホテルの公式サイトと、ネット旅行会社のサイトを比較して探すのがお勧め」と話す。

 まずはネット旅行会社で泊まりたいホテルを絞り込み、ホテルの公式サイトを見る。最近は、公式サイトからの予約が最も安くなる「最安値宣言」をうたう施設も多いからだ。

 「ホテル側が、ネット旅行会社に支払う手数料は年々高額になってきています。このため、自社サイトからの予約に力を入れるホテルは少なくありません」と滝沢さん。

 価格差がなくても、公式サイトのプランはチェックアウトの時間が遅かったり、ソフトドリンクのサービスがあったりと特典がついていることも多い。

 4日前が狙い目

 もし満室でも、タイミングによってチャンスはある。「宿泊日の4日前が狙い目」と滝沢さん。一般的に宿泊の3日前からキャンセル料が発生する施設が多いため、4日前にキャンセルする人が増えるという。

 対象地域を広げるのもひとつの手。「大人を磨くホテル術」(日本経済新聞出版社)の著書がある、マーケティングライターの牛窪恵さんは「都心を離れ、少し郊外のホテルに移るだけで予約も取りやすく、料金も安くなります」と話す。

 また、予約サイトの口コミも見方にコツがある。牛窪さんは「利用者の評価はもちろんですが、チェックしてほしいのはホテル側の返信。丁寧に答えていれば利用者の声を聞く姿勢があるし、定型文の回答なら、人員が足りなくて回答する余裕すらないのかもしれません」と指摘する。

 要望は伝えて

 無事に予約ができたら、ホテル側に自分の要望を伝えるのを忘れずに。滝沢さんは「ネット予約でも、自由に書ける欄があるなら、『眺望がよい部屋に変えてほしい』などと意思表示を」とアドバイスする。空室がある場合は希望をかなえてくれることもある。

 滝沢さんは自身の経験から、「事前に要望を伝えると7割は通りました。ホテル側も、あらかじめ希望を伝えてもらったほうがうれしいようです」と話す。そうすることで、より充実した旅になるようだ。

 トラブルも急増、確認必要

 手軽に使えるインターネット予約サイトだが、トラブルは増加傾向にある。

 国民生活センターによると、インターネットで予約した旅行に関するトラブルの相談件数は、平成24年度は932件だったが、27年度は1671件、28年度は2930件と5年で3倍になった。「予約確認メールが届いたのに予約が取れていなかった」などの相談が寄せられているという。

 最近目立つのが、海外の事業者が運営する旅行予約サイトをめぐるトラブル。「顧客対応窓口がなかった」「業者に電話したがつながらなかった」などのケースがあった。

 同センターの担当者は「国内のサイトなら旅行業法の登録があるかを確認し、海外サイトは、顧客対応窓口への連絡手段がメールなのか電話なのか、日本語対応は可能か、などを確認してから利用してほしい」と呼びかけている。

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