Logo sec

新橋にできた“激セマ”ワイン店の狙い 急拡大するシェア事業、次はなにを共有?

2017/11/08
「WINELIST」外観

 ついに飲食店がワインセラーをシェアする時代になった。ブライダル大手のエスクリグループは7日、新規事業としてワイン卸事業に参入することを発表した。急拡大するシェアリングエコノミーに注目し、近隣の飲食店がワインセラーとして利用できるワイン販売店「WINE LIST ワインリスト」を開業する。一号店は、都内屈指の飲食店密集地である新橋西口エリアに出店。敷地面積はたったの0.8坪と“激セマ”だ。ワインの保管スペースを確保できない小規模店舗がひしめくこのエリアで、一般客への販売に加えて、飲食店へのワインの販売・配達を行う。記者発表会で、渋谷守浩社長は「近いうちに全国100店舗の出店を目指す」と意気込みを見せた。

 世はまさに“大シェア時代”だ。民泊仲介サイト「Airbnb」の人気を端緒に存在感を高めている「シェアリングエコノミー」は、インターネットを介してモノ・場所・スキルなどを貸し借りするサービスのことをいい、今では乗り物、会議室、ファッションアイテム、家事代行などさまざまなサービスに発展している。そんな中、新たに誕生したのが、エスクリが手掛ける「ワインセラーのシェア事業」だ。

 WINE LISTが店を構えるのは、小さな飲食店が軒を連ねる新橋西口エリア。たった0.8坪と“激セマ”な敷地は、以前はたばこ販売店だったという。「もともとワイン事業を構想していたわけではなく、不動産を借りてから何かできないかを考えた」(渋谷社長)。そこで、グループ企業が持つ酒類卸売業免許を活用して、日本未入荷の希少ワインをメインとしたワイン販売に乗り出した。ワインコンサルタントとして活躍する本輝咲さんと連携し、オーストラリアのワインを中心に世界各国から買い付けた高品質のワインを取り扱う。

 近隣の飲食店への販売・配達のほかに、加盟店とは、WINE LISTでワインを購入した客が、お店にお酒を持ち込めるよう連携する。渋谷社長は「個人経営店や小規模店舗は、保管スペースがない、適正な保存方法が分からない、知識のあるソムリエがいないなどの理由から、ワインの提供に消極的なお店が少なくない。そういったお店の“ワインセラー代わり”となれば」と開業の狙いを話す。

 今月中には、大阪・北新地に二号店をオープンさせる予定だ。「飲食店からは『こういう店が欲しかった』と反響をいただいている。1坪クラスの土地があればどんどん出店したい。近いうちに全国100店舗、2~3年で10億円の売上を目指す」(渋谷社長)。(SankeiBiz編集部 久住梨子)

あわせて読む

COOL JAPAN

もっと見る
「COOL JAPAN」の記事をもっと見る

訪日プロモ

もっと見る
「訪日プロモ」の記事をもっと見る 「飲食」の記事をもっと見る

シェアリングサービス

もっと見る
「シェアリングサービス」の記事をもっと見る 「食品」の記事をもっと見る