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秋の風物詩ハロウィーン迫る 昨年は「魔女宅」、今年は「ミニオン」がトレンド

2017/10/26

 すっかり秋の風物詩として定着した感があるハロウィーン(毎年10月31日)。今年は当日が平日で、週末にはさまざまな衣装に身を包んで街を闊歩(かっぽ)する若者らの姿が見られそうだ。近年では学校や企業でイベントとして取り入れるなど、さらに広がりを見せており、人気商品の傾向にも変化が見えるという。今年のトレンドは…。

 ハロウィーンを目前に控えた25日夕方。「東急ハンズ心斎橋店」(大阪市中央区)1階の特設売り場は、仮装用グッズを買い求める客でにぎわっていた。

広いスペースで売られているハロウィングッズ=25日、大阪市中央区の東急ハンズ心斎橋店(宮沢宗士郎撮影)

 売り場には、マントなどの衣装やキャラクターのマスク、剣やおのを模した小物、専用のメーク用品などがずらりと並ぶ。31日に友人とパーティーを計画しているという堺市の専門学校生、藤本愛香さん(19)は、「普段はできない装いで思い切り非日常を楽しみたい」と熱心に品定めをしていた。

 奈良県橿原市の専門学校生、貞方美咲さん(19)は「学生全員がコスプレすることになっていて、買いに来ました」。大阪市の男性会社員(38)も「27日は社員全員が仮装して仕事することになり、探しにきた」と話し、米コミックの人気キャラクター「バットマン」のマスクを手にレジへと向かった。

 同店によると、最近は上下セットやワンピースタイプなど、簡単に着ることのできる衣装が売れ筋。昨年はディズニーアニメ「ふしぎの国のアリス」や、スタジオジブリのアニメ映画でもおなじみの「魔女の宅急便」の主人公が人気だったが、今年は米アニメ映画「ミニオンズ」に登場するキャラクター・ミニオンのコスチュームがよく売れているという。

 総合ディスカウントストアを展開するドンキホーテホールディングスによると、魔女の帽子やドラキュラのマントなどの「定番商品」も根強い人気だが、やはり今年はミニオンが1番人気。同社では大人用のほか子供用も用意し、売れ行きも好調という。

 担当者は「近年は集団で同じ格好をするスタイルが多い。集団で登場するミニオンのイメージと重なるし、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に写真をアップした際にも映えることも要因では」と分析する。

 一方、雑貨専門店の「なんばロフト」(同区)では、切り傷の痕や血が流れているように見えるシールや、派手な色のマニキュアなどの小物も人気が高い。担当者は「1個千円以下で値段も手頃。簡単な仮装で手軽に楽しみたいという人も多いようだ」と話す。

 日本記念日協会(長野県佐久市)の推計によると、ハロウィーンの市場規模は平成23年に約560億円だったが、今年は1305億円に拡大。関西では大阪・ミナミのアメリカ村周辺に派手な衣装やコスプレ姿の若者らが集結するのが定番となっているが、道頓堀川に飛び込む若者や交通渋滞、ごみの路上放置なども問題化している。

 アメ村がある大阪市中央区商店会連合会の事務局担当者は「ハロウィーンでにぎわうのはいいが、節度を持って楽しんでほしい」と話している。

                   ◇

 ハロウィーン 古代ケルト人の収穫祭で、悪霊を追い払うため変装したのが発祥とされる。後にキリスト教に伝わり、聖人らに感謝をささげる「諸聖人の日」(11月1日)の前夜祭として定着。現在は宗教的な意味合いが薄れ、米国などで仮装した子供が「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないと、いたずらするぞ)」と菓子をねだったり、カボチャをくり抜いて作ったランタンを飾ったりする。日本では近年、仮装を楽しむイベントとして定着した。

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