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航空機内ブロードバンド、35年までに1300億ドル市場 インマルサットが予測

2017/10/03

航空各社が空の上でも中断されないブロードバンドサービスを提供できれば、旅客機1便につき乗客1人当たり4ドル(約450円)の収入増につながる―。

機内のモニター画面(ブルームバーグ)

衛星通信サービスを展開するインマルサットの調査で分かった。

インマルサットの委託を受けロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)がまとめた調査によれば、機内のインターネット接続サービスは2035年までに航空会社側に300億ドルをもたらす見込み。WiーFiのアクセス課金とオンラインショッピング、広告、オンデマンド映像配信などプレミアムコンテンツという4つが主な収入源となる。技術提供などの関連業界を含めると全体の市場規模は1300億ドルになるとしている。

インマルサットのルパート・パース最高経営責任者(CEO)は、今はまだ世界で航空会社53社しか機内ネット接続を提供していないものの、ぜいたくというより既に「期待」されるサービスになっていると話す。

調査はさらに、機内接続サービスが今後20年でどの航空会社でも利用できるようになると予想。アジア太平洋地域の航空会社が最も恩恵にあずかり、それに欧州、北米が続くとしている。

LSEでメディア・通信を研究し今回の調査報告を執筆したアレクサンダー・グラス氏は発表資料で、「革新的な取引や取り決めがなされるだろう。提携が結ばれ、ビジネスモデルが根本から変わる」と指摘し、こうした変化に備え航空各社は「今すぐにプランを練る必要がある」と促した。

機内ブロードバンドの到来は、運賃以外に航空会社が稼げる付属的な収入の新たな流れを開くことになる。航空各社はすでに、預け入れ荷物への課金や優先搭乗、飲食、免税品販売といったサービスで1便につき乗客1人当たり17ドルの運賃外収入を得ている。(ブルームバーグ Thomas Seal)

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