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発着枠の“足かせ”神戸空港も海外のノウハウを 関西3空港一体へ規制緩和焦点

2017/09/27

来年4月から神戸空港を運営することになった関西エアポートなどの企業連合。関西国際空港、大阪(伊丹)空港との3空港一体運営を実現し、関西の活性化に貢献することが期待されている。ただ、神戸空港は発着枠などの規制が足かせとなっており、規制緩和の是非が今後の焦点となる。

1日当たりの発着枠が60便、運用時間が15時間に制限され、国際線も就航できない神戸空港

関西エアポートにはオリックスと仏空港運営大手バンシ・エアポートが出資している。記者会見に駆けつけたバンシのニコラ・ノートバール社長は「神戸は世界でも有名な都市ブランド。われわれの空港ネットワークに入ることを光栄に思う」と笑みを浮かべた。

昨年4月に関空、伊丹の運営権を取得した関西エアポートは順調な滑り出しをみせた。関空の今年上期(1~6月)の旅客数は前年同期比約8%増の1332万人となり、上期として過去最高を更新した。

関空では、免税店の商品陳列棚の間を通って搭乗ゲートへ向かえる「ウオークスルー型」の店舗や、保安検査で手荷物をスムーズに移動できる「スマートレーン」導入など、バンシが海外の空港運営で培ったノウハウを導入した。

神戸空港でも同様の取り組みを検討する。ただ、神戸空港は関空への影響を抑えるため、1日当たりの発着枠が60便、運用時間が15時間に制限され、国際線も就航できない。平成28年度の旅客数は272万人で、297万人でピークだった19年度から減っている。地元では「早く規制緩和を」との声が強い。

関西財界や自治体などで作る「関西3空港懇談会」の座長を務める関西経済連合会の松本正義会長は、3空港懇を再開させ、規制緩和を俎上に載せる意向だが、飛行ルートの安全面などから性急な緩和には慎重姿勢を示している。

関西エアポート神戸の山谷佳之社長は会見で、関西の好調なインバウンド(訪日外国人)需要に言及して「このチャンスを生かしたい」と意欲をみせながらも、規制緩和については「今後(空港運営の)引き継ぎを進め、その先の話だ」と述べるにとどめた。

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