Logo sec

茨城県や水戸市、台湾からの観光誘致拡大へ あの手この手で情報発信 28年度のツアー客は26年度比6倍に

2017/09/26

台湾から茨城県内への旅行者が増加している。平成28年度の台湾からのツアー客は、27年度の約1.8倍で26年度の約6倍。県では観光誘客の重点地域と位置づけ、あの手この手で情報発信を行っているほか、水戸市でも市独自のものに加え、北関東4市で連携した観光パンフレットを作成。この流れを逃すまいと熱い“ラブコール”を送っている。(上村茉由)

日本三名瀑の一つ、袋田の滝=茨城県大子町

「北関東エリアとして興味を持ってもらって、周遊してほしい。水戸市では歴史や自然を楽しんでもらえるはず」

水戸市政策審議室の担当者はこう語る。観光パンフレット「東京的北側」は水戸市と宇都宮市、前橋市、群馬県高崎市の4市が協力して作成した。4市に住む台湾人がそれぞれ魅力を感じる飲食店や観光地を紹介するという内容で、水戸市のページでは偕楽園や保和苑、弘道館などが紹介されている。

各市の観光案内所などに置かれるほか、10月に台湾で行われる「台北国際旅行博」でも配布する予定だ。水戸市単体の観光パンフレットにはより詳しく広範な情報が掲載されている。

県国際観光課によると、平成28年度の海外から茨城へのツアー客は5万4128人。そのうち約2割の1万1327人が台湾からだ。27年度の6221人から約1.8倍、26年度の1865人からは約6倍に増えている。

国際観光課の幡谷佐智子課長補佐は「台湾には親日家が多く、何度も来日するうちに東京や大阪などの大都市から地方へと興味が移ってきている」と分析。ネモフィラやコキアの絶景が有名な国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)や「日本三名瀑」の一つ、袋田の滝(大子町)など、茨城の豊かな自然を体感できるスポットが人気だという。

ネモフィラが美しい国営ひたち海浜公園(宮崎瑞穂撮影)=茨城県ひたちなか市

県は28年度には、台湾で行われた旅行会社向けの旅行博覧会に3回参加し、茨城の魅力をPR。また、ツアー作成を促すため台湾のメディアや旅行会社を招待したモニターツアーも3回実施した。県内の観光施設やホテルの従業員に対し、おもてなしの研修会なども行っている。

ただ、茨城空港(小美玉市)では、台湾の格安航空会社(LCC)「Vエア」が28年9月で運航停止して以来、台湾との定期便がない。県や水戸市では、成田空港や羽田空港からのアクセスのよさも積極的にアピールしていきたいとしている。

あわせて読む

「台湾」の記事をもっと見る

地方創生

もっと見る
「地方創生」の記事をもっと見る

旅行業

もっと見る
「旅行業」の記事をもっと見る

茨城空港

もっと見る
「茨城空港」の記事をもっと見る

茨城県

もっと見る
「茨城県」の記事をもっと見る