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訪日客に「細やかおもてなし」…関西の外食企業など、さまざまサービスで“競演”

2017/09/07

関西の外食関連企業が、訪日外国人観光客(インバウンド)向けのサービスを競っている。メニューの工夫をはじめ、料亭の予約代行、モバイル決済サービスの導入など、ニーズにきめ細かく対応して訪日客の取り込みを図っている。観光庁が今春に実施した調査では、訪日客の68.4%が和食に期待しており、安心して飲食できる環境整備が求められている。(栗井裕美子)

201709071305_1-300x0.jpg和食のセットメニューを注文した韓国人観光客ら=大阪市中央区の「がんこ寿司 道頓堀店」

こうした中、がんこフードサービス(本社・大阪市淀川区)が展開する「がんこ寿司(ずし)」の道頓堀店(大阪市中央区)では、すしや麺類、天ぷらなど訪日客に人気の料理を組み合わせたセットメニューを充実させている。人気の上位3位までのサンプルを店頭に並べ、選びやすくした。

同店を訪れた韓国ソウル市の会社員、チョ・トンチャンさん(31)は、すしとそばのセットを注文。「日本で初めての食事だが、メニューが分かりやすくて便利」と喜んでいた。

JTB西日本は5月から、京都市内の料亭や割烹(かっぽう)50店の予約と決済を代行するサービスを始めた。JTB西日本は「伝統的な和食をもっと手軽に体験してもらいたい」と話す。

飲食店検索サイトを運営するぐるなび(本社・東京都千代田区)は6月から、中国で普及している無料通信アプリの決済サービスに対応するシステムの販売を始めた。関西では「海千山千番長 裏難波店」(大阪市中央区)などが導入を予定している。

ホテルグランヴィア京都(京都市下京区)は、性的少数者「LGBT」の宿泊客に無料配布する小冊子をまとめた。市内の飲食店約50店を、個別に了解を得て掲載。海外メディアなどを通じて取り組みをアピールしている。

お好み焼きチェーン、千房(本社・大阪市浪速区)は昨夏から、台湾のブロガーと組んで情報を発信したところ、昨年末までに500万円ほど売り上げに寄与したと試算。「知名度が上がると海外展開(アウトバウンド)にも有利」と話している。

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